「正直怒っているけど...」絶好調の南野拓実、不調に喘いだ昨季を回想「フラストレーションを吹き飛ばしたい」

2023年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分のベストを出せる好きなポジション」

好調モナコの攻撃を牽引するのが南野だ。(C)Getty Images

 昨シーズンの悔しい気持ちは、今季のロケットスタートにつながった。

 モナコの南野拓実は加入初年度の昨季、序盤から厳しい批判を浴び、思うように出場機会を得られない落胆の一年を過ごした。だが、今季は開幕から4試合連続で常に得点かアシストを記録。リーグを代表する活躍ぶりだ。

 南野は第2節のストラスブール戦と第3節のナント戦で2試合連続ゴールを挙げており、ここまで3得点・3アシストと見事なパフォーマンスを見せている。リーグ・アン公式のインタビューで、南野は「チームが良いサッカーをしていて、今は首位に立つことができている」と喜びを表した。

 また、「自分のベストを出せる好きなポジション」でプレーできていることが大きいと話している。

「ウィサム・ベン・ヤーデルがつくるスペースを生かさなければいけない。それは一番楽しめること。その役割だと自由にプレーできるんだ。今はそれがとてもうまくいっている」

【動画】開幕4戦で3G3A!南野拓実のプレー集
 28歳のアタッカーは「昨季は難しかった」と認め、「監督が代わると知って、とにかくスタメンになりたい、自分のベストのレベルでプレーしたいと思った。チームと良いシーズンを過ごしたい」と明かしている。

「チームも本当にうまくいっていなくて、そういうコンディションの中で自分のベストを発揮できなかった。それをうまくやれていたら、何か変えられていたかもしれないけど、すべてがクリアじゃなかった。それを悔しく思っている。正直怒っているけど、それが今のプレーへの後押しにもなった。今季はそのフラストレーションを吹き飛ばしたい」

 活躍すれば、日本のファンの注目度もさらに高まる。スタッド・ドゥ・ランスの伊東純也や中村敬斗らとともにリーグ・アンで戦う南野は、「もっと多くの日本人がリーグ・アンでプレーするようになってほしい」と話した。

「僕らがより良いプレーをすれば、日本のファンをもっと惹きつけられる。そうなったら素晴らしいね」

 復活した日本代表の元10番は、日本でのリーグ・アンのブランド向上にもつながる活躍を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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