【日本 3-2 韓国|採点&寸評】浅野が韓国撃破の立役者に。ただ大味な展開に守備陣には厳しい評価を下さざるを得ない

2016年01月31日 本田健介(サッカーダイジェスト)

2失点をするまでは韓国に手も足も出ず……。

【警告】日本=山中(23分) 韓国=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】浅野拓磨(日本)

【日本代表・総評】 6
 劇的な大逆転勝利で優勝。ただ決勝の大味な展開は褒められたものではない。2失点するまでは韓国に完全に主導権を握られ、まったく良いところがなかった。しかし、浅野投入で息を吹き返すと、韓国の稚拙な守備にも助けられ、連続ゴールを奪った。

【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】ドラマチックな逆転劇でアジア王者に!日本 3-2 韓国

 [個人採点・寸評]
[GK]
1 櫛引政敏 5.5
1失点目の場面は相手のシュートがDFにリフレクトし、ノーチャンス。2失点目も完全に崩され、やむを得ない部分はあった。逆に70分には好セーブでピンチを防いだ。
             
[DF]
4 岩波拓也 5
誰よりも声を出して最終ラインを統率。いくつかのオフサイドは取った。それでも1対1に持ち込まれると分が悪く、1失点目は相手のシュートが足に当たり、ゴールに吸い込まれた。
 
5 植田直通 5
空中戦では戦えたが、地上戦の対応では後手を踏んだ。先制点を奪われた場面ではシュートブロックへの反応が遅れた。
 
6 山中亮輔 6
気合いが空回りし、22分にはあわやレッドかと思えるタックルを見舞う。35分には中央を易々と突破され、決定機を作られた。が、同点弾を演出して汚名返上。
 
12 室屋 成 5.5 
高い位置を保ち、クロスを供給した。しかし1失点目は自らのサイドを崩され、2失点目は中に絞るも対応が間に合わなかった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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