21歳GK鈴木彩艶、ほろ苦いSTVVデビュー「悔しいの一言に尽きる」「結果を出さないと海外では戦えない」

2023年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分自身のプレーに納得できてない」

シュミットがベンチ外となるなか、鈴木が初出場を果たした。(C)STVV

 現地8月27日に開催されたベルギーリーグ第5節で、複数の日本人選手を擁するシント=トロイデン(STVV)は、サークル・ブルージュとホームで対戦。後半の中盤に立て続けにゴールを奪われ、0-2で敗れた。

 この一戦で橋岡大樹、藤田譲瑠チマと共に先発し、今夏に浦和レッズから加入後初出場を果たしたのが鈴木彩艶だ。それまで正GKを務めていたシュミット・ダニエルは、フランス1部メス移籍が濃厚でベンチ外となるなか、新たな守護神としてゴールを守った。

 ただ、デビュー戦を勝利で飾れず。パリ五輪でも活躍が期待される21歳は、「率直に悔しいの一言に尽きる」と唇を噛んだ。
【動画】鈴木彩艶の表情は?試合後のインタビューをチェック
「勝ちを目ざしてやったなかで、複数失点で負けてしまったこと。自分としても、自分自身のプレーに納得できてないので。本当にほろ苦いデビューになってしまったと感じています」

 チームとして取り組んでいるビルドアップは、より完成度を高める必要があると痛感したようだ。

「後ろから繋ぐところはしっかりと自分もフィットできるようにプレーしました。細かいところですけど、パスの質だったりは、もっと高めていかないと、攻撃に上手く繋がらないと感じました。本当に学ぶことが多かったので、次のゲームでもっと良くしていかなきゃいけないですし...。やっぱり結果を出さないと海外では戦えないので、結果を意識して、今回の反省を次に活かしていきたいです」

 STVVは開幕2連勝から3戦未勝利(1分2敗)となった。1番を背負う鈴木は、翌節のシャルルロワ戦で、4試合ぶりの勝利に導くパフォーマンスを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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