「退団に向かっていると思う」旗手怜央の新契約拒否報道に識者が見解。地元メディアは「ハタテが残留を望んでいるのを願う」

2023年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「現代のMFに必要なすべてを備えている」

契約炎延長を拒否したと報じられた旗手。(C)Getty Images

 開幕から2試合連続で先発から外れ、新体制での立場が騒がれていたなかで、新契約のオファーを断ったと報じられれば、去就が騒がれるのも無理はない。

 英紙『The Scottish Sun』は8月22日、セルティックの旗手怜央がクラブからの契約延長オファーを断ったと報じた。これを受け、宿敵レンジャーズのOBである元スコットランド代表のバリー・ファーガソンは、旗手が退団に向かっているのではないかと話している。

 アンジェ・ポステコグルー前監督の下では中盤の不動のレギュラーとして3冠に貢献し、年間最優秀選手候補にもノミネートされた旗手。だが、ブレンダン・ロジャース監督になってから、リーグ戦は開幕から2試合連続でスタメン落ちとなった。現在はケガからの復帰を目指している。

 報道を受け、ファーガソンは『Go Radio's Football Show』で「新契約にサインしないなら、セルティックは放出の方針だ。シンプルなことだよ」と述べた。

「コミットする気がないなら、クラブは資金化を目ざすだろう。彼らは200万ポンド(約3億6000万円)で獲得し、契約は3年残っている。私は、現代のミッドフィルダーに必要なすべてを彼は備えていると思う。アグレッシブで、ゴールを決めることもできる。だが、ハタテは退団に向かっているようだ」

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 一方、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、単に条件面で折り合いがついていないのか、旗手本人が移籍を望んでいるかによるとの見解を示した。

「条件に不満なら、改善すればいい。期間か金額か、クラブは選手が求めるものを提示するために、クラブはできる限りをしなければいけない。破産しても構わないと言っているわけじゃないが、自分がチームの重要な一員だとハタテが感じられるような条件を提示するだけの資金力はある」

「2番目のシナリオは、大きな問題となる。選手が退団を望んでいる場合だ。そのときは手放す必要がある。退団を望む選手を引き止めても、良いことよりも損害につながるということは、自分たちが代償を払って分かっているはずだ」

同メディアは、「ハタテがセルティックからの移籍を望むのは見たくない。チームに多くをもたらした選手で、我々には彼が必要だ。しかし、クラブより大きな存在の選手はいない」と締めくくっている。

「選手が残留を望んでいるのを願う。キョウゴやマエダのようにグラスゴーに残るよう祈る。25歳の彼には、次の大きな移籍を成し遂げるための時間がたっぷりある」

地元紙『Daily Record』は、古橋亨梧や前田大然と条件面で差があると伝えつつ、セルティックと旗手サイドは新契約に向けて楽観的だと報じた。キャリアにおいて大事な今後数年に向け、旗手がどのような選択をするのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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