相手を自由にさせ、ビルドアップはハメられて...なでしこ長野風花の悔い「前半から日本のサッカーができれば」

2023年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とにかく信じて、仲間に託すだけだった」

スウェーデンに惜敗。無念さを滲ませた長野。(C)Getty Images

 涙ながらに、悔しさを噛みしめた。言葉を詰まらせながら、長野風花は「前半から日本のサッカーができれば。すごく押し込まれてしまって」と振り返る。

「プレッシャーのかけ方だったり、ボールに誰が行くか、いつどのタイミングで誰が出ていくかだったり、そういうところでちょっと自由にさせてしまった場面もあった。前半のビルドアップも、自分たちからちょっとハマりにいってしまった」

 女子ワールドカップの準々決勝で、なでしこジャパンはスウェーデンと対戦し、1-2で敗戦。立ち上がりから相手にペースを握られ、32分にセットプレーの流れから失点。迎えた後半、早々にPKを決められてしまう。
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 2点ビハインド。それでも日本は決してあきらめず、87分に林穂之香が1点を返す。だが、反撃もここまでだった。

「もっともっと、後半の中盤ぐらいからのプレーができれば。もっと自分たちからアクションを起こして、もっと攻撃的にいければよかった」

 長野は81分に途中交代。「とにかく信じて、仲間に託すだけだった。みんな素晴らしいパフォーマンスをしていた」。目標の世界一は叶わなかったが、「このチームを誇りに思います」と殊勝に語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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