宮澤ひなた、自分でも驚くほど絶好調の要因は? 家族の言葉が響く「母とかは頑張ってねって言わなくて。お兄ちゃんも…」

2023年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1度だけかも。今ある環境を楽しまないと損」

輝きを放ち続ける宮澤。その表情も常に明るい。(C)Getty Images

 なでしこジャパンの快進撃が止まらない。難敵スペインを4-0で粉砕するなど、11ゴール・無失点と圧倒的な強さでグループステージを首位突破すれば、ラウンド16でもノルウェーに3-1で快勝。12年ぶりの女子ワールドカップ制覇へまっしぐらだ。

 そんな絶好調のチームを力強く牽引しているのが、宮澤ひなたである。今大会5ゴールは堂々の得点ランキング単独トップだ。抜群の決定力で世界に名を轟かせている23歳のシンデレラガールは、自身の状態をこう語る。

「ここまで点を取れると思っていなかったので、正直、自分でもびっくりしてるところはありますけど、なんかこう、逆にノッてるというか。調子がいい時こそ、もっと欲しいっていう意欲も出てきますし。警戒されてるところを楽しみながらプレーできたらなと思っています」
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「楽しむ」は、宮澤家共通のモットーだ。

「楽しまないとと思うっていうか、難しいですけど…。母とかは『頑張ってね』って言わなくて『楽しみなさい』みたいな。お兄ちゃんも『本当楽しんでおいでね』みたいな。こういう舞台に立てるのは本当に限られた人しかいないし、人生に何度かしかない、1度だけかもしれないので、本当にこう、今ある環境を楽しまないと損だなというか。

 楽しんでこそ、やっぱ良いプレーができたり、見てる人に伝わると思うので。素直に今の仲間と、スタッフと、その一瞬一瞬を楽しめたらなと」

 誰よりもサッカーを楽しむ宮澤は、再び勝利へ導く一発を叩き込めるか。8月11日、準々決勝で相まみえるのは、東京五輪の同ラウンドで苦杯を喫したスウェーデンだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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