「すごく面白いと思って」。「J2リーグをより良くするためには?」と訊かれた権田修一が山形主催の“異例のデーゲーム”を称賛した理由

2023年07月27日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「こんなことを言ったら怒られるのかな」

興味深い見解を示してくれた権田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 今季J2リーグの清水エスパルスで活躍中の権田修一が、YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』での乾貴士との対談で「J2リーグをより良くするためには?」との質問に答えた。

 権田は「こんなこと言ったら怒られるのかな(笑)」と言いつつも、「スタジアムに人を入れるためにやれることがある」とコメント。「当然、集客が難しいことは理解しています。スポンサーを集めるのだって、カテゴリーが落ちれば(クラブの)従業員の方も少なくて大変です。例えば水戸ホーリーホックの選手なら、彼らは水戸の街のスター。他のクラブの選手も、その街のスターなわけで、街と協力できる部分がある」と、権田はそう強調した。
 
 権田が称賛したのが、モンテディオ山形主催のあるイベントだ。

 5月17日の大分トリニータ戦、平日のデーゲームでは異例となる13時30分キックオフの試合で、山形は「エデュケーショナルデー 学びとエンタメの融合」と題し、『知育ゲーム』や『ユニバーサルスポーツ』が体験できる催し物も実施。山形県内の幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校から子ども、生徒を合わせて約3000人を招待するなど、地元密着ならではのイベントを開催した。

 これについて、権田は次のように評した。

「あえて平日のデーゲーム、それも昼間の時間帯にして(いつもとは)違う層の人たちをスタジアムに呼んだ。それはすごく面白いと思って。そういうのをやってみると、実はその時間しか来られないのがどういう人たちかも分かって。ナイターの試合って、子どもを連れて行くのが難しい。僕も子どもがいるので分かりますが。まあ、夏休みだったら連れて行くかもしれませんが、そうじゃないと、なかなかナイターはという感じになります。だから山形みたいに授業の一環みたいにしてくれるとか、いろんな形があると思います」

 アイデア次第で集客は可能。山形のイベントはJ2リーグを盛り上げるためにヒントのひとつになるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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