「全く期待に見合わなかった」 C・ロナウドの“セリエAは死んでいた”発言に伊大手紙が反論!「グループの仕事に貢献せず、個人の栄光を追い求めた」

2023年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼がトリノにいる間にユベントスはリーグ戦でも優勝が途絶えた」

ユベントスでは3シーズンに渡ってプレーしたC・ロナウド。(C)Getty Images

 死んでいたリーグを自分が復活させたとの主張に、大手紙は納得がいかないようだ。

 クリスティアーノ・ロナウドは先日、プレミアリーグを除くヨーロッパの主要リーグがクオリティを失ったと話して話題になっている。その中で、かつてユベントスでプレーしたロナウドは、自分が移籍した際のセリエAは「死んでいた」と述べた。

 この発言に、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が「ロナウドは自分の加入が我々のリーグを救ったと感じている。だが、現実の物語は大きく異なる」と反論している。

 同紙は「もうピッチでかつてのような偉大な主役でいられなくなり、ロナウドは異なる方法で話題になろうとしている」と指摘。「明らかに彼が軽視したがる技術的な側面がある。ユベントスの野心、そしてその結果としてイタリアサッカー全般の価値に合っていなかったということだ」と主張した。

「ユベントスを2度の決勝で逃したチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くことを目標として加入したロナウドだが、実際は何もなかった。CLは幻想のままにとどまり、むしろ彼がトリノにいる間にユベントスは連覇していたリーグ戦でも優勝が途絶えた」

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 Gazzetta dello Sport紙は「ロナウドはゴールを決めた」「チームのほかのメンバーがふさわしくなかったのは彼のせいじゃない」との声が寄せられることを予想したうえで、「それは部分的な真実でしかない」と訴えている。

「当初の移籍金に加え、年俸3000万ユーロ(約46億5000万円)という彼の巨額サラリーで、ユベントスはよりバランスよく補強できなかった。チームと監督が完全に彼頼みだったのも言うまでもない。彼がアンタッチャブルであることに対処する必要がなかった監督はいなかった。たとえ彼のサポートが最小限だったとしても、だ。そしてそういうことは少なくなかった」

「グループの仕事にはまったく貢献せず、個人の栄光を追い求めることにはこだわって続けた。チームはバランスを欠き、左サイドに偏った。彼が毎回ゴールを決められるようにするためだ。確かにロナウドは得点を量産した。だが、その代償はどれほどだったか?」

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