【リオ五輪予選|北朝鮮戦スタメン予想&プレビュー】 求められるのは勝点3。負ければ五輪が大きく遠のく

2016年01月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

不気味な北朝鮮。気を付けたいのは“激しいプレス”と“ロングボール”。

欧州組の南野、久保など攻撃陣のメンツは充実。守備陣もA代表に名を連ねる遠藤を筆頭に個人能力に長けた選手が揃った。

 U-23日本代表はいよいよ明日、リオ五輪出場を懸けたアジア最終予選の初戦に臨む。今回の最終予選は従来のホーム&アウェー方式ではなく、カタールでの短期集中型で開催され、本大会へ進めるのは16か国中3か国。日本はグループリーグを突破し、決勝トーナメントで3位に入る必要がある。

 グループリーグの第1戦で対戦するのが北朝鮮だ。選手たちは「なによりも初戦が大事」とキャプテンの遠藤を筆頭に口を揃えるように、勝点を得ることが重要になる。もし黒星スタートなれば……6大会連続での本戦出場に黄色信号が灯るだろう。
 
 ただ重要な一戦に向け、北朝鮮の情報は決して多くはない。昨年8月の東アジアカップで日本のA代表を相手に1得点・1アシストを決めたパク・ヒョンイルがメンバー外になるなど、"謎"の部分が多い。
 
 選手たちが共通して持っているイメージは"激しいプレス"と"ロングボール"だという。10年のU-16アジア選手権、一昨年のU-19アジア選手権でともに北朝鮮に敗れた南野は語る。
 
「アグレッシブに来ると思う。前に対するパワーは相当なものを持っている。絶対に受けに回ってはいけない」
 
 また、前述の東アジアカップで北朝鮮と対戦したキャプテンの遠藤は「長いボールに対しては、事故を起こしてしまうこともあるので気を付けたい。(パク・ヒョンイルはいないが)、戦い方はそんなに変わらないと思うので、しっかりイメージしてやりたい」と意気込む。
 
 さらに遠藤は「立ち上がりは自分たちでしっかりプレッシャーをかけて、長いボールを蹴らせないようにしたい。ただ、それが90分間できるわけではないので、ロングボールを蹴られた時はしっかり対応したい。日本は立ち上がりを無失点で抑えられることが多いので、守備はいつも通り自信を持ってプレーしたい」と続ける。
 

次ページセットプレーがひとつの鍵に。欧州組コンビの得点力にも期待。

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