国立でリベンジ弾。千葉のルーキーFW小森飛絢は「得点できたけど...」とモヤモヤ。“勝たせられる選手”になるべく量産を誓う

2023年07月17日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

元日のインカレ決勝でシュート0本に終わる

国立開催の清水戦でゴールを決めた小森。(C)SOCCER DIGEST

[J2第26節]清水 2-2 千葉/7月16日/国立競技場

 ジェフユナイテッド千葉は7月16日、J2第26節で清水エスパルスと対戦。2-2で引き分けた一戦で、大卒ルーキーの小森飛絢がゴールを決めた。

 1-1で迎えた47分、日高大がロングボールを入れると、鈴木大輔が頭で落とす。これに反応した小森はボールを収めると、鮮やかなボレーでネットを揺らした。

 一時は勝ち越しとなるゴールを、小森は「大輔さんの折り返しを、上手くコントロールして流し込めた」と振り返った。

 試合は国立競技場で行なわれたが、22歳FWにとって、過去に悔しい思いをしたスタジアムでもあった。今年の元日に国立で開催されたインカレ決勝で、新潟医療福祉大の背番号10を背負ってフル出場も、シュート0本に終わった。チームも桐蔭横浜大に2-3で敗れて、悲願の日本一には届かなかった。
【動画】「国立を揺らす」ジェフ小森飛絢の鮮烈ボレー弾!
 その日以来の国立で、今回はゴールを決めたが――。

「インカレの決勝ではすごく悔しい思いをしたなかで、今日はどうしても得点を決めて、チームを勝たせたいという思いも強かった。得点できたけど、チームを勝たせることはできなかった。1点で満足せず、複数得点を取っていける選手になっていきたい」

 ここまでチームトップの9点をマーク。ただ、15位と下位で苦しむチームで、なかなか勝利に貢献できていないと語る。

 攻撃の質を高める点を課題に挙げる俊英は、「もっともっとゴールを量産して、チームを勝たせられる選手になっていきたい。もっと活躍できるように、日頃から頑張っていきたい」と言葉に力をこめた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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