【リオ五輪予選】鈴木武蔵が狙う“正夢ゴール”。持ち味活かせる2トップへの変更で爆発の予感も!

2016年01月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

状況が好転し始めた昨年11月の湘南戦。

11月の湘南戦で戦列なゴールを決め、復活ののろしを上げた。今大会ではチームを五輪出場に導くゴールが望まれる。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

「ゴールを決めた夢を見たんですよ。相手は北朝鮮だったと思います。見たのは12月くらいかな」
 
 リオ五輪最終予選のグループリーグ初戦、北朝鮮戦を前にそう語るのはチームを最前線で牽引する鈴木武蔵だ。
 
 鈴木の昨季を振り返ると、怪我の影響で思うようなパフォーマンスを見せられなかった。8月には出場機会を求めて新潟から水戸へレンタル移籍するも結果は6試合・2得点。しかし、負傷が癒え、迎えた昨年11月の神奈川合宿での湘南戦、復活の狼煙を上げる豪快な一発を決めた。
 
 それは「(怪我の影響があって)5分という限定的な使い方」(手倉森)のなかで、存在価値を示そうと奪った意地の一発だった。
 
 この1点を境に鈴木のコンディションは右肩上がりに好転していく。「(12月末の沖縄・石垣島合宿では)身体を追い込んで、その後、回復させてコンディションはすごく良くなった」と自信を深める。
 
 最終予選の地・カタールに入ってからの軽快な動きを見ていても、その好調さが伝わってくる。
 

次ページ2トップ変更により特長が活きるように。

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