ミラン移籍“保留中”の鎌田大地に新展開? インテル、ローマなどイタリアで争奪戦か

2023年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

代理人から契約に興味があるか打診

先月末をもってフランクフルトを退団した鎌田。(C)Getty Images

 2022-2023シーズン限りでフランクフルトを退団した日本代表MF鎌田大地は、どのクラブへ移籍するのか。

 以前まで鎌田はミランと基本合意に達していたと報じられていたが、ミランは交渉を行なっていた強化担当のパオロ・マルディーニ氏らを解任。その後、イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークをチェルシーから獲得して今夏は2つしかない(イタリア国外からの)EU圏外選手獲得枠が1つ埋まり、鎌田と同じくEU圏外選手であるビジャレアルのナイジェリア代表MFサミュエル・チュクウェゼにも関心を強めている。
 
 そのようなミランの状況によって、鎌田も他の移籍先を探しているのかもしれない。イタリアメディア『FCインテルニュース』によれば、インテルは鎌田の代理人から契約に興味があるかどうか打診を受けたという。

 マルセロ・ブロゾビッチがアル・ナスルに移籍して中盤の層が薄くなったこともあり、「中盤のあらゆる役割をこなすことができる鎌田は、インテルのニーズに完璧に適合する」と伝えている。

 またイタリアメディア「カルチョメルカート」の報道では、ローマも鎌田に関心を寄せているようだ。中盤の補強を目ざすローマだが、サッスオーロのMFダビデ・フラテッシの獲得を断念。代わりに鎌田やパリ・サンジェルマンのレナト・サンチェスが候補に挙がっているようだ。

 ミランへの完全移籍から、イタリアの他クラブによる争奪戦へと様相を呈してきたか。久保建英が所属するレアル・ソシエダが獲得に本腰と入れたという現地報道もある。新シーズンの鎌田は、どのクラブのユニホームを着てピッチに立っているのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】鎌田がシャルケ戦で決めたフランクフルトでのラストゴール

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