「サッカーIQがちょっと足りない」槙野智章がU-20日本代表のW杯グループステージ敗退を分析!「監督と選手の意思疎通が図れていなかった」

2023年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「上手いから勝てるわけじゃない」

槙野氏がU-20日本代表について語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグが公式YouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。野々村芳和チェアマンのトーク企画『ののチャンネル』で、ゲスト出演した元日本代表DFの槙野智章氏が、U-20日本代表について語った。

 U-20代表は、5月にアルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップでグループステージ敗退。初戦のセネガル戦は1-0で勝利も、第2戦のコロンビア戦(1-2)、第3戦のイスラエル戦(1-2)で敗戦し、1勝2敗のグループ3位でノックアウトステージ進出とはならなかった。

 悔しい結果に終わった今大会の課題を、槙野氏は「監督のやりたいサッカー、やらなきゃいけないサッカーと、ピッチ上でプレーしている選手の意思疎通が図れていなかった」と分析した。
 
 これに対し、野々村チェアマンが「それは(選手が)理解しようとしていなかったのか、理解を落とし込むのに時間がかかったのか、どういうふうに思ってる?」と問うと、槙野氏は次のように語った。

「どちらかと言うと、先制点を取ったあとのゲームの逃げ方、締め方のところで、監督は『こういう選手を投入して前からプレッシングにいこう』と。だけど選手は、失点したくないから守備に重きを置いた。その結果、守備が重たくなってしまった。

 なので、監督の交代した意図とか、その後のゲーム運びのなかでやりたいことがちぐはぐしたというのは、帰ってきた選手のコメントからも、そういうことがうかがえました」

 今回の代表メンバーには、各所属チームでコンスタントに出場機会を得ている選手も多く、個人のクオリティは高かったとしつつ、「ただ、上手いから勝てるわけじゃない」と指摘。続けて、「そのなかにもずる賢さとか、ゲーム運びの考え方などのサッカーIQがちょっと足りなかったかなと思います」と、純粋なボールを扱う技術以外の"上手さ"が必要だったと強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】槙野がU-20W杯を振り返る!

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