「逆走っていいですか」西野朗を困惑させた中田英寿の“突飛な要求”「1、2回は許した」「理解してないけど...」

2023年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

西野氏が「驚いた」という行動とは?

飛び級で五輪代表に加わった中田は中盤で異彩を放った。(C)Getty Images

 元日本代表監督の西野朗氏が、城彰二氏のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』に、前園真聖氏と共にゲスト出演。西野氏が指揮官、城氏と前園氏が選手として臨んだ1996年のアトランタオリンピックを振り返った。

 まず最初にトークのテーマに上がったのが、城氏、前園氏とともに攻撃ユニットを形成した中田英寿だ。その司令塔の変わった行動について、西野氏が回想している。

「最初のウォームアップで『3周!』って言ったら、『逆走っていいですか』って。普通は全員で走る。そこは驚きましたね」
 
「たしかに、ウォームアップだから一緒に走らなくてもいい」と思った西野氏は、その突飛な要求を許可。「了解して最初は逆に走ってた。許したんですよ、1、2回ぐらいは」と明かしている。

 ただ、その後はチームメイトと一緒に走るように指示。「全員で走る気持ちの統一もあるし(とか言って)、たぶん理解してないけど、『分かりました』と言って、(他の選手と)走り出した」と回顧した。

 城氏は「(中田は)すべてにおいて発想が違うから。だからみんなに変わってるって思われたかもしれない」と話している。

 アトランタ五輪の後、日本代表でも中心にもなって行くヒデは、あらゆる面で特別な存在だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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