プリンスリーグ関東参入戦では期待を抱かせる戦いぶり。
帝京三(山梨)
所在地:山梨県北杜市小淵沢町2148
創 立:1962年 創 部:1988年
選手権最高成績:ベスト16(1990、94、95年度)
主なOB:西部洋平(川崎)、亀川諒史(福岡)
写真:徳原隆元
選手権を目前に控え、帝京三はひとつの結果を手にした。
来季のプリンスリーグ関東参入戦。帝京三は山梨県リーグ2位として出場すると、初戦で桐生一を4-1で下し、決定戦となる武南戦でも2-1で勝利し、来季のプリンスリーグ関東昇格を決めた。
「攻撃のコンビネーションが上がって来た。守備面も踏ん張れるようになって来た。収穫が見えた」
相良和弘監督がこう語ったように、この2試合で選手たちは躍動感溢れるサッカーを披露した。
元々、今年のチームはFW梅田至、小山駿、攻撃的SBの木村祥太郎といった攻撃力のある選手が揃っていた。関東大会予選決勝、インターハイ予選決勝と、ともに県内最大のライバルである山梨学院を下すと、選手権予選でも決勝で4-3という壮絶な打ち合いの末に勝利し、県内3冠を達成していた。
しかし、チームの前には『ある壁』が立ちはだかっている。今年のインターハイ本戦では新田(愛媛)、長崎南山(長崎)を下しベスト16に進出。だが、3回戦で滝川二(兵庫)を相手に1-1からのPK戦の末に敗れた。
昨年の地元開催のインターハイでも3回戦で敗退。さらに遡れば、2012年の長野インターハイでも3回戦で敗れている。選手権に目を向けても1990、94、95年度の3回とも3回戦で敗れ、チームの全国大会最高成績はベスト16となっている。
なかなか打ち破れない『ベスト16の壁』。それだけに今大会に懸ける思いは強い。そうしたなかでプリンス参入戦の2試合で見せた帝京三のサッカーは、立ちはだかる壁を打ち破るのではないかという期待感を十分に抱かせるものだった。初のベスト8進出への機運は確実に高まっていると言える。
来季のプリンスリーグ関東参入戦。帝京三は山梨県リーグ2位として出場すると、初戦で桐生一を4-1で下し、決定戦となる武南戦でも2-1で勝利し、来季のプリンスリーグ関東昇格を決めた。
「攻撃のコンビネーションが上がって来た。守備面も踏ん張れるようになって来た。収穫が見えた」
相良和弘監督がこう語ったように、この2試合で選手たちは躍動感溢れるサッカーを披露した。
元々、今年のチームはFW梅田至、小山駿、攻撃的SBの木村祥太郎といった攻撃力のある選手が揃っていた。関東大会予選決勝、インターハイ予選決勝と、ともに県内最大のライバルである山梨学院を下すと、選手権予選でも決勝で4-3という壮絶な打ち合いの末に勝利し、県内3冠を達成していた。
しかし、チームの前には『ある壁』が立ちはだかっている。今年のインターハイ本戦では新田(愛媛)、長崎南山(長崎)を下しベスト16に進出。だが、3回戦で滝川二(兵庫)を相手に1-1からのPK戦の末に敗れた。
昨年の地元開催のインターハイでも3回戦で敗退。さらに遡れば、2012年の長野インターハイでも3回戦で敗れている。選手権に目を向けても1990、94、95年度の3回とも3回戦で敗れ、チームの全国大会最高成績はベスト16となっている。
なかなか打ち破れない『ベスト16の壁』。それだけに今大会に懸ける思いは強い。そうしたなかでプリンス参入戦の2試合で見せた帝京三のサッカーは、立ちはだかる壁を打ち破るのではないかという期待感を十分に抱かせるものだった。初のベスト8進出への機運は確実に高まっていると言える。