「急に言われても、できる自信はある」柏FW細谷真大が右SH起用に難なく対応!ハイプレスで同点OGを誘発

2023年05月21日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「プレスバックは、年代別代表でも言われている」

後半の途中から右のサイドハーフを務めた細谷。写真:梅月智史

[J1第14節]柏1-1神戸/5月20日/三協フロンテア柏スタジアム

 柏レイソルは5月20日にホームでヴィッセル神戸と対戦。24分に大迫勇也に先制点を決められたが、66分にオウンゴールで追いつき、勝点1を分け合った。

 そのオウンゴールを誘発したのが、1トップでスタメン出場し、58分にFWフロートが投入されて以降は右のサイドハーフを務めていたFW細谷真大だ。

 定位置ではないポジションに入っていた22歳は、神戸のDF本多勇喜に激しいハイプレスを仕掛ける。これを避けようと選択したバックパスが、直接ゴールインする結果となった。

 プレスでチームに貢献したストライカーは、この場面を「上手く(相手のパスコースを)限定しながらプレスをかけられたので、(ボールの)出しどころがなく行けたのかな」と振り返った

 このシーン以外でも、守備への意識が高かったようだ。
 
「右サイドに入れば守備の部分も求められますし、プレスバックは、年代別代表でも言われている。そういったことは、しっかりとチームでもやれているのかなと」

 現在の"本職"はCFだが、柏U-18に在籍していた高校2年の頃は右サイドハーフを主戦場にしていたという。久しぶりに入ったポジションだったが、対応に自信を見せた。

「始まる前から少し言われていたので。その準備もしていたし。急に言われても、できる自信は自分のなかでもあるので、上手くプレーできたのかなと思う」

 ここまでリーグ戦でチーム最多の4得点をマークしているエースストライカーが、井原正巳新監督の下で今後もポリバレント性を発揮するのか。起用法が注目される。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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