【プレミアリーグコメント注目集】ファーディナンドが古巣ユナイテッドを痛烈批判! クロップがピュリスとの握手を拒否した理由を語る

2015年12月14日 内藤秀明

ファーディナンドがユナイテッドの現状を皮肉る。

サポーターからブーイング浴びるなど信頼を得られていないファン・ハールのユナイテッドを、かつてのチームキャプテンであるファーディナンドは酷評した。 (C) Getty Images

 12月13日、14日に、プレミアリーグ第16節が行なわれた。12月8日のチャンピオンズ・リーグでヴォルフスブルクに2-3で敗れてグループステージ敗退が決まるなど、低調なパフォーマンスが続くマンチェスター・ユナイテッドは、昇格組のボーンマスにも1-2で敗戦した。
 
 迫力に欠けるチームと指揮官ルイス・ファンハールには批判が各方面から集中している。なかでも皮肉めいたコメントを残したのが、ユナイテッドの元キャプテンであるリオ・ファーディナンドだ!
 
リオ・ファーディナンド(マンチェスター・ユナイテッドOB/元イングランド代表)
「選手は監督によって作られた規律ばかりを気にして、チャレンジできていないね。ユナイテッドはどんどん退化していっているし、改善が見られない。だって、監督自身が変化をもたらす気がないからね。もしユナイテッドがトップ4(CL出場圏内)を逃すようなことになれば、かなりの大惨事だよ。ワールドクラスの選手を獲得することが難しくなるし、同時にグアルディオラやアンチェロッティを招聘するチャンスを逃すことになるだろ?」
 
 ファン・ハール監督がもたらした厳格な規律の効果は、今シーズンの失点数がリーグ最少の13という守備力に表われている。しかし、ボーンマス戦でも総シュート数が相手よりも下回るなど、「面白みがない」というサポーターの声は日増しに強まっており、英紙『デイリー・ミラー』が行なった「ユナイテッドにファン・ハールは適しているか?」というアンケートでは、81%が「No」と回答しているのだ。
 
 今後も批判を浴びるようなサッカーが続けば、来シーズンはおろか今シーズン中にも、ファン・ハールの解任をクラブは決断するかもしれない。ファーディナンドがグアルディオラやアンチェロッティの名前を出したのは、まさにそれゆえなのである。
 

次ページアンフィールドに情熱を取り戻したクロップ。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事