「残留希望」のルカク、来シーズンもインテルでプレーするために必要な3条件

2023年05月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

直近2試合で結果出して完全復活を印象付けている

ラツィオ戦で2アシストのルカク。(C)Getty Images

 チェルシーからレンタルでインテルに移籍しているFWロメル・ルカクが、来シーズンもインテルでプレーしたい意向を示している。

 しかし、伊紙『Gazzetta dello Sport』は5月1日、ルカクがインテルに残留するためには、3つの条件をクリアしなければいけないと伝えている。

 1つ目は、所属元チェルシーの来シーズンの指揮官が、ルカクを必要としないこと。現在チェルシーを率いるフランク・ランパードは今シーズン限りの暫定監督。シーズン終了後にチェルシーは新監督を迎える予定で、マウリシオ・ポチェティーノが有力視されている。

 2つ目は、インテルがセリエAで4位以内に入り、来シーズンのチャンピオンズリーグの出場権を確保すること。

 32節終了時点のセリエAの順位は、1位ナポリ(勝点79)、2位ラツィオ(勝点61)、3位ユベントス(勝点60)がトップ3。4位インテル、5位ミラン、6位ローマは勝点57で並んでおり(順位は得失点差)、7位のアタランタが勝点55で追う展開。CL出場権争いは熾烈を極めている。
 
 3つ目は、チェルシーがほぼ無料に近いレンタル移籍を認め、なおかつルカク本人が年俸削減を受け入れること(今シーズンのレンタルフィーは800万ユーロ)。

 ルカクの年俸はセリエAトップの850万ユーロ(2位がポール・ポグバの800万ユーロ、3位タイがドゥシャン・ヴラホビッチ、アドリアン・ラビオ、レアンドロ・パレデスの700万ユーロ)で、インテルの年俸2位はラウタロ・マルティネスと、マルセロ・ブロゾビッチの600万ユーロとなっている(いずれもボーナスは含まない)。

 この3つ条件がクリアにならなければ、ルカクはインテル残留を実現できないという。

 シーズンの序盤から中盤にかけて故障欠場が多かったルカクは、終盤戦に入って復調。プレーに力強さと切れが戻り、セリエAの31節のエンポリ戦で2得点・1アシスト、32節のラツィオ戦で2アシストと、直近2試合で結果を出して完全復活を印象付けている。

 はたしてルカクは来シーズンも、希望するインテルでプレーできるのか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】ルカクが2アシストのラツィオ戦をチェック!

次ページ【動画】ルカクが2アシストのラツィオ戦をチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事