3人が揃って出場した試合は17戦無敗! マンUの終盤戦の鍵を握る「黄金の中盤トリオ」

2023年04月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

エリクセンが約3か月半ぶりにスタメン復帰

マンUの中盤の底でコンビを組むエリクセン(左)とカゼミーロ(右)。(C)Getty Images

 現地時間4月16日に行なわれたプレミアリーグ第31節で、マンチェスター・ユナイテッドはノッティンガム・フォレストに2-0で勝利を飾り、3位に浮上した。

 この試合で久々にユナイテッドのスタメンに名を連ねたのが、デンマーク代表MFのクリスティアン・エリクセンだ。

 昨夏にユナイテッドに加入したエリクセンは、入団直後からセントラルMFのポジションを確保。チーム最多の7アシスト(プレミアリーグのみ)を記録するなど、チームにすっかり欠かせない存在となっていた。

 しかし、1月末に足首を負傷し、それから2か月以上戦線を離脱。4月に入ってから途中出場が続いていたが、この試合で満を持してスタメン復帰を果たしている。

 4-2-3-1で試合に臨んだこの日のユナイテッドは、セントラルMFのエリクセンとカゼミーロ、トップ下のブルーノ・フェルナンデスが躍動。70%近いポゼッション率でN・フォレストを圧倒した。
 
 実は今シーズンのユナイテッドは、この3人を同時にスタメン出場した試合はここまで無敗(15勝2分け)で、その間の勝率は実に88%にのぼる。今年1月以来の競演となったこの試合でも抜群の連携を披露し、相手に付け入るスキを与えなかった。

 とくにエリクセンの役割は重要で、ゴールに絡む役割が期待されるB・フェルナンデスと中盤のフィルター役として機能するカゼミーロの中間のポジションを取り、攻守のリンクマンとして機能している。

 この3人の補完性の高さはプレミアリーグでも屈指であり、3人が万全の体調であれば、残り8試合となった今シーズンを無敗で終えることも十分に可能だろう。

 終盤戦のプレミアリーグは、ユナイテッドの「黄金の中盤トリオ」に要注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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