「止めるのが難しく、マジシャンのよう」去就注目の鎌田大地、リバプールの地元メディアは“フィルミーノの後釜”として期待!「居場所があるのは確か」

2023年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クロップのゲーゲンプレッシングに合うだろう」

去就が注目されている鎌田。(C)Getty Images

 ドイツでは、フランクフルトの鎌田大地が今季限りでの退団をクラブに通達したと報じられている。

 一部で退団確率100%と報じられ、夏の去就を巡る報道や噂がさらに熱を帯びていくのは間違いない。すでに様々なビッグクラブからの関心が取りざたされるなか、争奪戦がもっと激化していくのか注目だ。

 以前から鎌田への関心を報じられてきた強豪のひとつが、昨季まで南野拓実が在籍したリバプールだ。同クラブの専門サイト『LIVERPOOL.COM』は4月11日、今季終了後に退団すると言われるロベルト・フィルミーノの後釜として、鎌田を獲得すべきだと報じている。

 同メディアは「ユルゲン・クロップが穴埋めしなければいけないフィルミーノの後釜となる『チープ』な補強となるかもしれない」と伝えた。

「夏に27歳となる彼は、経験をもたらすことができながらも、まだ全盛期に差しかかったばかりという完璧なミックスの選手だ。中盤と攻撃陣で複数の役割をこなす能力とユーティリティ性で貴重なスカッドプレーヤーであり、フィルミーノがやってきた偽9番をこなすことも確実にできる」
 
 LIVERPOOL.COMは、「攻撃同様に守備でも貢献度が高く、その仕事ぶりはクロップのゲーゲンプレッシングに合うだろう」と、鎌田のプレーがリバプールにフィットするとの見解を示した。

「ボールを持てば止めるのが難しく、少しマジシャンのようになれる。重心が低く、インサイドでもアウトサイドでも相手を倒せ、フィルミーノと同じような技術的でマジカルなタッチとターンなどで相手を振り切ることができる。平均ドリブル回数は必ずしも多くないが、定期的に成功している」

「ファイナルサードでも活躍。フィルミーノ同様、得点するために必ずしもエリア内にいる必要はない。だが、クレバーな動きができ、しばしば利他的に決定的な瞬間を生かすことができる。エリア外では下がってビルドアップに関与することもでき、守備をこじ開け、チャンスをつくる力を持つ」

「ボックス外からの得点力もあり、ここ16得点のうち5得点はエリアの外から決めたもの。これも彼がリバプールにもたらせる貴重なもうひとつの財産だ」

 最後に、同メディアは「昨夏もディボック・オリギやタクミ・ミナミノのようなスカッドプレーヤーを失っており、カマダのような選手の居場所がチームにあることは確かだ」と締めくくった。

「特にフィルミーノが退団するなか、夏に彼をアンフィールドに連れてくることができれば、見事な補強となるかもしれない」

 来季の巻き返しが注目されるリバプールは、鎌田の目にどのように映っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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