久保建英はなぜコロンビアFWのファウルに激昂したのか「普段は突っかかるような自分じゃない」

2023年03月28日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「早くチームの力になりたい」

59分からトップ下でプレーした久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は3月28日、大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催されたキリンチャレンジカップのコロンビア戦に挑み、1-2で逆転負けを喫した。

 新型コロナウイルスの検査で陰性の確認ができず、ウルグアイ戦を欠場した久保は、森保一監督が試合前日に明言した通り、先発を外れてベンチスタート。59分からピッチに立ったが、その直後に失点したなか、決定的な役割を果たせなかった。

 その久保が、相手のファウルに珍しく激昂したシーンがあった。後半アディショナルタイム1分、ドリブルで持ち込んだ際に相手FWディエゴ・バロジェスに後方からタックルを受けて倒れると、すぐに起き上がって突っかかって行ったのだ。

 所属するレアル・ソシエダでも、チーム最多のファウルを受ける試合が少なくない21歳だが、あそこまで激しく怒る時は滅多にない。

【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に
「苛立ちがあったのか?」と尋ねると、こう答が返ってきた。

「ですね。何回か通せたパスや決められたシュートがあって、早くチームの力になりたいという苛立ちもありました。だけど、冷静に考えたら、あんなところで普段は突っかかるような自分じゃないので、失点してなんとか取り返そうと気負い過ぎていた」

 ようやくピッチに立てた直後に失点。珍しく冷静さを欠いていたようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

【動画】久保建英が激昂!コロンビア選手とやり合った驚きのシーン

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