「印象を残していない」手術で今季終了の冨安健洋に現地メディアは厳しい指摘「平均レーティングはチームワースト3位だ」

2023年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「気を引き締めていかなければいけないだろう」

今シーズン中の復帰は絶望となった冨安。(C)Getty Images

 冨安健洋にとって不本意なシーズンとなったことは疑いない。

 アーセナルは3月21日、右ひざを負傷した冨安が手術を受け、今シーズンの残り試合を欠場することを発表した。来季のプレシーズンの練習に合流できるように取り組んでいくという。

 2021年夏にボローニャからアーセナルに移籍し、シーズン前半戦で旋風を巻き起こした冨安だが、昨季後半戦からケガに苦しんでいる。今季はベン・ホワイトに右SBの定位置を奪われ、プレミアリーグでの先発出場は6試合にとどまった。公式戦では合計32試合に出場している。

 チームはプレミアリーグで首位に立ち、2004年以来19年ぶりとなる王座奪還が期待されている。だが、冨安本人にとっては消化不良だったことが否めない。

 当然、立場も安泰ではないだろう。『FOOTBALLFANCAST』は同日、若手選手の台頭で冨安は地位を脅かされかねないと報じた。
 
 同メディアは冨安が「必要とされるときに(ホワイトの)代わりを務めてきたが、常に印象的だったわけではない」と評している。

「リーグ戦は計21試合出場で、『Sofascore』の平均レーティングは6.68とチームワースト3位だ」

「アルテタは常に未来に目を向けており、ひとりの10代の期待の星が遅かれ早かれトミヤスの代わりとなる準備を整えているかもしれない。ロイエル・ウォルターズだ」

 さらに、FOOTBALLFANCASTは18歳のウォルターズに加え、ミハウ・ロジアクもいることを指摘。「トミヤスは2021年に加入して以降、多くが考えたほどの印象を残していない」と締めくくった。

「アカデミーでロジアクも成長しているだけに、気を引き締めていかなければいけないだろう」

 冨安はアーセナルで2021-22シーズン前半戦の輝きを取り戻すことができるのか。まずは回復に専念してもらいたいが、その後は身の振り方も注目されていくかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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