セルティックで躍動する古橋亨梧と旗手怜央はなぜ日本代表に選出されないのか。森保監督に質問した答は?「リーグのレベルだったり…」

2023年03月15日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

ウルグアイ、コロンビアと対戦

メンバー選考についてコメントする森保監督。写真:滝川敏之

 日本サッカー協会は3月15日、3月シリーズのウルグアイ戦(24日)、コロンビア戦(28日)に臨む日本代表のメンバーを発表した。

 吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹というベテラン戦士の落選とともにやや驚きだったのが、セルティックで躍動する古橋亨梧と旗手怜央の招集外だ。

 スコットランドリーグで得点ランクトップの20ゴール、公式戦26得点を挙げている前者は28歳、同リーグのMVP候補とも評される活躍を見せている後者は25歳。4年後を見据えたとしても、年齢的には問題がない。

 チャンピオンズリーグにも出場し、欧州でこれほど結果を残している選手が、なぜ招集されなかったのか。森保一監督に質問してみると、「セルティックの試合は全てみているし、スタッフも私も映像視察をし、チャンピオンズリーグも行かせてもらって、彼らがやっていることは見ている。結果を出しているし、チーム内で存在感が上がっているところも見ている」と前置きしたうえで、こう返答した。

【PHOTO】ウルグアイ・コロンビアとの親善試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
「これという絶対的な判断基準はなく、総合的に。リーグのレベルだったり、置かれている状況がそれぞれ違う。いろいろなことを考えての招集。今回はカタール・ワールドカップから基本的に選んで、そこに選手を加えて代表活動をしていく」

 第2次政権で初のメンバーを選んだ指揮官は「この1回だけが代表活動ではない。2026年に向けてベストな活動をしていく。ベストな活動というのは、人は限定ではない。彼らは選ばれていても、問題なく活躍してくれると思うが、違う選手を見たい、試したいというところで今回は招集外となった」と続けた。

「リーグのレベル」で言えば、同じセルティックの前田大然はカタールW杯に引き続き招集されている。そのスコットランド王者ではインサイドハーフが主戦場の旗手は、カタールの基本システムである4-2-3-1では、持ち味を発揮しにくいという事情もあるが、古橋は……。今後の活動で答は見えてくるかもしれない。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

【PHOTO】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返り!(1992-2022)

【PHOTO】現地カタールで日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事