【G大阪】驚きのバックパス&決勝弾に今野「これから何年も語り継がれるんじゃない(笑)」

2015年11月28日 サッカーダイジェスト編集部

「『最後までやり切る』と考えながらプレーしていた」(今野)

「流れのなかったゲーム」で先制ゴール。高い集中力を発揮した今野の強みが十分に出た試合だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 チャンピオンシップ準決勝の浦和対G大阪は11月28日、埼玉スタジアムで行なわれた。延長戦にもつれ込んだ熱戦は3-1でG大阪が勝利し、広島との決勝戦へ駒を進めた。
 
 チームを勢いづける値千金の先制点を決めた今野泰幸のコメントをお届けする。

【CS準決勝|採点&寸評】浦和 1-3 G大阪

【CS準決勝 PHOTOハイライト】浦和 1-3 G大阪​

今野泰幸(G大阪/MF
 
――延長戦までもつれ込んだ試合でしたが、率直な感想をお願いします。
 
「今年はこういう苦しいゲームや自分たちに流れがないゲームが多かったけど、それでもガンバは勝ちを引き寄せられるチームだったと思う。今日のように結果が大切になるゲームで、その強みを出せたのはすごく良かった」
 
――次は12月2日に年間勝点1位の広島とホームで戦います。
 
「幸いにも浦和と広島はシステムが一緒(3-4-2-1)なので、予行演習ができたんじゃないかな。今日もボールをかなり回されたけど、みんなが縦横にしっかりとズレながら、最後のシーンでやらせなかった。広島戦もそういう時間は絶対に来るので、変わらずにしぶとく対応していきたい」
 
――今日は最終盤に試合が決まりました。
 
「あの時間帯はミスひとつが失点につながってしまうので、集中力がすごく大切になる。集中力を切らした方が負ける。だから『最後までやり切る』と考えながらプレーしていた。それにしても(丹羽選手がバックパスでOGしそうになった)あのプレーには、目玉が飛び出そうになったね(笑)」
 
――でも、そこからカウンターが生まれてゴールにつながりましたね。
 
「これから何年も語り継がれるんじゃない?(笑)。スタジアムにいた全員がびっくりしたと思いますよ」
 
――残り時間を考えても、勝利をほぼ手中に収めたと言って良かったと思います。
 
「あの時間帯のゴールですからね。良い形のカウンターから得点を奪って、精神的にもかなり有利になった。それまで我慢強く戦えていたし、一瞬の隙を逃さないようなメンタリティをみんなが持っていて、それを発揮できたと思う」
 
――こういう大会では、下から勝ち上がったチームは勢いがついて強いという見方もできるのでは?
 
「(今日の試合に勝ったことで)チャンスをもらえた。ホーム&アウェーで2試合ありますけど、広島戦もしぶとく戦いたい。ここまできたら年間チャンピオンを絶対に取りたいですし、全力を尽くします」
 
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