「ボールの運び方をもう少し…」今季初出場のC大阪GKキム・ジンヒョン、未勝利のチームが抱える課題に言及。自身のコンディションは?

2023年03月05日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「感覚的には、まだ戻ってきていない」

“復帰戦”でハイレベルなキックを披露したキム・ジンヒョン。写真:鈴木颯太朗

[J1第3節]浦和2—1C大阪/3月4日/浦和駒場スタジアム

 セレッソ大阪は、浦和レッズに逆転負けで2連敗を喫した。開幕から3戦未勝利となったこの一戦で、今季初出場を果たしたのがGKのキム・ジンヒョンだった。

 2009年の加入時から長らく正守護神を務めてきた35歳は、2失点を喫したものの、持ち味の足元の技術の高さを披露。ハイプレスを仕掛けてくる相手をいなし、長短のパスで攻撃にも貢献した。

 今年最初の出場を果たしたキム・ジンヒョンは「感覚的には、まだ戻ってきていない」としつつ、「やりながら(状態を)上げていくしかないので。無事に終われて良かった」と安堵した。

 また、味方へのパスについて問われると、「まあまあ良かった」としつつ、自身のキックよりも仲間を称えた。

「自分のプレースタイルを、しっかり分かってくれている。(ボールを受けるための)立ち位置も、取ってくれている。(自分は)送る度胸だけなので」
 
 一方、初勝利が遠いチームの課題について、そのビルドアップをポイントに挙げてもいる。

「ボールの運び方をもう少し考えていかないと、と思う。相手が有利な距離感になっていた。僕らは、ちょっと低いラインでプレーすることが多かった」

 そして、「運び方をもう少し、みんなで徹底すれば。まだ3試合なので。良くなる」と前を向いた。

 C大阪は、8日に行なわれるルヴァンカップのFC東京戦を経て、12日のサガン鳥栖戦でJ1今季初勝利を目ざす。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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