早くも来シーズンへ向けて水面下で移籍交渉は始まっているようだ。

　ドイツメディア『Sport1』が、フランクフルトがドルトムントとの口頭合意が報じられた鎌田大地の後釜として、リヨンのフランス代表MFウセム・アウアーの獲得に迫っていると報じた。

　アウアーとリヨンの契約は今シーズン終了までの23年６月末となっていて、契約満了の半年前である今年１月から他のクラブとの直接交渉が可能だ。

　同メディアによれば、アウアーはマンチェスター・ユナイテッドの誘いを断り、フランクフルト入りを希望しているという。さらに500万ユーロ（約７億円）の契約ボーナスと月給250万ユーロ（約3500万円）という具体的な契約内容まで伝えている。

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　今シーズンのアウアーは、度重なる怪我もあって公式戦10試合で１ゴールと低調なパフォーマンスが続いているものの、ボールを扱う技術と戦術眼など才能は折り紙付きだ。

　ここ２、３シーズンはアーセナルやミランなどのメガクラブが獲得に乗り出し、自身も移籍を志願するもクラブに却下され続けてモチベーションを失っていたことも低パフォーマンスに大きく関係しているだろう。

　アウアーの長所は、ゲームメイクから崩し、フィニッシュまでこなす万能性。フランクフルト移籍でモチベーションを取り戻せれば、鎌田の後釜として最適な人材であることは間違いない。

　鎌田のドルトムント移籍、アウアーのフランクフルト加入のどちらも正式発表はまだない。今後の展開に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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