「30歳未満の海外組だけで代表チームを作れる」欧州組活躍で英メディアが日本サッカーを称賛!「スカウティングするメジャークラブが増えている」

2023年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「変化のスピードが非常に速く」

コンスタントに結果を残している(左から)古橋、久保、三笘、伊東。(C)Getty Images

 世界最高峰と言われるプレミアリーグでは、昨季は冨安健洋、今季は三笘薫が活躍した。お隣のスコットランドでは、古橋亨梧を筆頭に前田大然や旗手怜央など、セルティックの日本人選手たちが脚光を浴びている。

 かつては数少なかった「欧州組」も、今では日本代表メンバーの大半を占めるようになった。カタール・ワールドカップを戦ったサムライたちのほとんどが「欧州組」だ。日本サッカーがこれまでに発展と成長を遂げてきたことは間違いない。

 英国メディア『i』は3月3日、Jリーグ発足からの日本サッカーの歩みを振り返り、長期的な発展を目指した計画が実を結ばれていると称賛。「(日本サッカーの)変化のスピードが非常に速く、代表監督のハジメ・モリヤスは全員が30歳未満の海外組でチームを選ぶこともできる。日本でのスカウトに集中するメジャークラブはどんどん増えている」と報じた。

「発展により集中することで、より円熟した選手が増える。彼らが増えれば、国外輸出が増える。それがより成功すれば、関心が深まる(日本選手はまだ比較的安価だ)。関心が深まればスカウティングが強まる。スカウティング強化で、育成への意欲は大きくなる。それによってさらに発展に集中することになる。そうしてサイクルが続く。その間に、代表チームが向上するのは必然だ」
 
 さらに、同メディアは「カタールにおける日本のスペインやドイツ相手の勝利は衝撃だった。だが、アップセットにも土台はあるのだ。世界3位の経済大国には、すでに競争力のあるチームとリーグがある」と続け、将来的な日本のさらなる飛躍も可能性があると締めくくった。

「ベストになりたいという願いを果たすには、何かしら足りないかもしれない。それらはどうしようもないほどに大きな夢であることがしばしばだ。だが、日本サッカーは繁栄している。その証拠が、欧州主要リーグの主要クラブだ。彼らは、まだ始まったところだと信じている」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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