「審判は日本に偏っていた」U-20中国代表の指揮官が判定に怒り!両軍の小競り合いには「スペインではイエローにならない」

2023年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「中国は完璧なプレーをしたと思う」

日本戦の判定に不満を述べた中国のアントニオ・プチェ監督。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

 U-20日本代表は3月3日に開催されたU-20アジアカップのグループステージ(D組)第1節で、U-20中国代表と対戦。2-1で逆転勝利を収めた。

 開始6分に相手のCKから田中隼人のオウンゴールで先制を許すと、前半をリードされたまま終えるまさかの展開。だが、66分に途中出場のFW熊田直紀が決めたヘッド弾で追いつくと、その4分後にも熊田が逆転ゴール。終盤は両チームがヒートアップするやや荒れた展開となるも、このまま逃げ切った。

 中国のスポーツメディア『新浪体育』は、「アントニオ監督は審判が日本に少し偏っていると考えていた」と報道。U-20中国代表を率いるスペイン人のアントニオ・プチェ監督が試合後の会見で語ったコメントを掲載している。

「我々のパフォーマンスはかなり良かった。これが中国サッカーが必要とする試合だ。ゲームの中で成長する必要があり、これが中国サッカーの進むべき道だ。今日の試合で、中国は完璧なプレーをしたと思う。戦術とカウンター攻撃は素晴らしかったが、望んでいた結果を得られなかった」
 
 50歳の指揮官は「かなりプレスをかけたし、ボール奪取もうまく行った。試合の中でオフェンスの部分も見せた。後半、日本は高いセンターフォワード(熊田)を出してきた。選手たちの技術は高く、スピードも上がってスペースを有効に使った。これにより、彼らはゴールを決められた」と発言。判定について「審判についてコメントするのはあまり好きではない」と話しながらも、こう続けている。

「私が言えるのは、この試合では運が悪かったということだけだ。レフェリーは日本にやや偏っていた。今日は本当に運がなかった」 

 そして、終盤に激しくやり合い、立て続けにイエローカードを受けた点についても、「コメントの仕方が分からない」と前置きしつつ、こう述べている。

「どう考えるかはレフェリー次第だが、我々の選手たちは小競り合いをした。 スペインでは、両軍の選手がボールを奪い合っている限り、たとえ転んでもファウルとはみなされず、ボールを奪い合っているので警告にはならない」

 節々にジャッジへの不満をのぞかせた会見だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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