フィオレンティーナのキャプテン、クリスティアーノ・ビラーギが24節のヴェローナ戦で衝撃のゴールを決めた。

　フィオレティーナが２－０でリードしていた89分だった。MFロランド・マンドラーゴラがヴェローナのFWアドルフォ・ガイチに空中戦で身体をぶつけられファウル。ハーフウェーラインから少し自陣に入った場所で、フィオレンティーナにフリーキックが与えられた。

　間もなく試合が終わる時間帯だったからか、ファウルを受けて倒れていたマンドラーゴラにガイチが手を差し伸べている間、ビラーギを除くピッチにいる全員が気を抜いていた状況だった。

　ピッチに置かれていたボールに向かって歩いていたビラーギが突如として動き出し、左足を一閃。そのシュートは相手GKロレンツォ・モンティポの手の上を超えてゴールネットに吸い込まれた。フィオレンティーナによるとその距離は57.91メートルだという。
 

　セリエA公式YouTubeが配信したヴェローナ対フィオレンティーナのハイライト動画には、ビラーギの自陣からの直接FKを賞賛するコメントが書き込まれている。

「プスカシュ賞に値する」
「信じられないゴール」
「なんてゴールだ」
「セリエＡ最優秀ゴールだな」
「パーフェクトゴール」
「少林サッカー？」

　ビラーギはFKの名手として知られ、今シーズンはヨーロッパカンファレンスリーグ・グループステージ４節のハーツ戦でも直接ねじこんだ。2021－22シーズンには、セリエＡ22節のジェノア戦で２本の直接FKを決めている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】「なんてゴールだ」ビラーギが決めた自陣からの直接FK