「CL並み、いやそれ以上」マンU指揮官、超白熱のバルサ戦に大満足の一方で…「欧州最高峰ではありえない」と激しい怒り

2023年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラッシュフォード本人も「困惑している」

ノーファウル判定に怒りを滲ませたテン・ハーフ監督。(C)Getty Images

 現地時間2月16日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ第1レグで、マンチェスター・ユナイテッドは、バルセロナと敵地カンプ・ノウで対戦。終始スピーディな迫力ある展開となるなか、2点ずつ奪い合い、2-2のドローに終わった。

 クラブ公式サイトによれば、エリク・テン・ハーフ監督は試合後、「攻撃的なチーム同士の対戦で、チャンピオンズリーグ並み、いや、それ以上の素晴らしい試合だったと思う。試合をとても楽しめた」と手応えを示した。ただ一方で、「この試合ではレフェリングが大きな影響を与えた」とも語る。指摘したのは2-1で迎えた64分のプレーだ。

 ロングパス1本で抜け出したマーカス・ラッシュフォードが、一気にゴール前へ向かうも、ペナルティエリア内に入るか入らないかギリギリのところで、必死に後を追ってきた相手DFと接触し、倒されるような格好に。しかし、ファウルの笛が吹かれることはなかった。

 その際も激しいジェスチャーで不満を訴えていたオランダ人指揮官は、「ラッシュフォードへのファウルは明らかだった。レフェリーがそんなミスをしてはならない」と、メディアの前で口に。勝ち切れなかったこともあり、怒りは全く収まっていない様子だ。
【動画】角度のない右奥からニアをぶち抜く!ラッシュフォードがバルサ相手に奪った衝撃弾をチェック
「審判に理由を聞いた。すると彼は『ボックスの外だったからノーファールだ』と言ったんだ。私は『副審と主審は非常に良いポジションで見ているはずだ』と言った。VARもある。これは良くない。本当に悪い判定だった。バルセロナのプレッシャーに感心したのかもしれないが、欧州最高峰のレベルではありえない話だ」

 また、ラッシュフォード本人もタイムアップ直後に「相手を抜いて、ボールは僕の足の前にあった。それで相手が足に接触したわけで、明らかにコンタクトがあった。(エリア外だったから)PKではないけれど、僕にとっては100%ファウルだ」と主張。さらにその後のインタビューではこうも語った。

「僕が倒れることで得られるものは全くない。あの判定には困惑している」

 雌雄を決する第2レグは来週23日、舞台を本拠地オールド・トラフォードに移して行なわれる。だが、テン・ハーフ監督は「今は(第2戦を)考えられない。頭にあるのはレスター戦だけだ。また大きな試合だし、彼らは調子が良い。2連勝しているので、タフなゲームになるだろう」ときっぱり。まずは中2日のレスター戦に照準を合わせる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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