「70億円は下らない」久保建英の活躍に、手放したマドリーの専門メディアがなぜ歓喜?「価格はさらに高くなる」

2023年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーの関心を引き起こしたようだ」

ソシエダで本格ブレイクした久保。いまやチームの中心選手だ。(C)Getty Images

 昨夏にレアル・ソシエダに移籍した久保建英の活躍を古巣レアル・マドリーの専門メディアが喜んでいる。

 先のエスパニョール戦で圧巻のゴラッソを叩き込んだ久保は、これで自己最多のシーズン4ゴールをマーク。マドリーではついにトップチームでプレーできなかった21歳が、ラ・レアルで躍動している。
 
 そんななか、『Planeta Realmadrid』は2月15日、「クボがレアル・マドリーの手をこすらせる。彼らが受け取る金額」と題した記事を掲載。「クボはレアル・ソシエダで立ち直った。マドリーは大金を稼げる第1拒否権を保持している」「クボの進化はマドリーの金になる」と伝えている。

 記事は「彼はクラブを離れており、レアル・マドリーの選手時代にクラブとあまり恋をしなかったという事実にもかかわらず、(今季の)後半戦の爆発はマドリーの関心を引き起こしたようだ」と続けた。
 
 同メディアは、第三者クラブからオファーが来た場合、久保の獲得についてマドリーがそのクラブよりも優先的に交渉できる権利と、もしソシエダが放出した場合に、新たな売却利益の50パーセントを得られる権利を保持している事実を説明したうえで、「(その移籍金は)5000万ユーロ(約70億円)を下らないと予想されている」と報じている。

「21歳の彼には、偉大なことを達成し、成功する余地がまだたくさんある。ソシエダはうまくいくことを知っており、(アレクサンデル)イサクにニューカッスルが約8000万ユーロ(約112億円)を支払ったのが繰り返される可能性がある。その価格はさらに高くなる可能性がある」

 彼に久保が5000万ユーロで移籍すれば、マドリーは何もせずに2500万ユーロ(約35億円)を手にできる。手放しても、そうした影響力を保持するあたりは、さすが敏腕フロレンティーノ・ペレスが率いるクラブである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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