『WOWOW』で２月12日に放送された「中村俊輔プレミアムトークセッション」で、元日本代表MFの中村俊輔氏と対談したフランクフルトの鎌田大地が、ある悩みを打ち明けた。

　昨シーズンはヨーロッパリーグ（EL）制覇に貢献し、今シーズンも公式戦13ゴールを挙げるなど、いまやフランクフルトの主軸となっている鎌田だが、なかなかスタメンで起用してもらえない試合があるという。

「ドイツの監督って、バイエルン戦の時だけめちゃくちゃ守備的にしたがる。バイエルンとこの５年間で、スタメンで出たのは１回ぐらいしかないんですよ（実際は２回）。いまの（オリバー・グラスナー）監督になって２年目で、バイエルンと４回しているんですけど、１回もスタメンで出てないんですよ」
 

　カタール・ワールドカップでも全４試合に先発出場した日本代表MFは、「去年のELのバルサ戦とか、攻撃的なチームに対しても出てるのに、バイエルン戦の時だけ。いつもミーティングとかの前に呼ばれて、呼ばれた瞬間に分かるんですよ。『難しい決断なんだけど、守備的にしたい』って」と続けている。

　これを聞いた俊輔が「自分だったら、そうだとしても出られるような選手にならなきゃって置き換えるようにするけど、『なに逃げてるんだこの監督』とか思うこともある」と話すと、26歳は笑顔を見せた。

「守備ができないとは思わない」と語る鎌田だが、圧倒的な破壊力を誇るドイツの絶対王者との一戦では、先発で起用しづらいと考えられているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「うますぎやろ」「天才か」とファン驚愕！エリア外から右足ダイレクトで決めた鎌田の衝撃ゴラッソ