「彼がベストプレーヤーだった」ダービーでMOMの活躍を同僚サラーも絶賛! 18歳の新鋭MFがリバプール復権のキーマンに!

2023年02月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

すでに中盤で欠かせない存在に

プレミアリーグで3試合連続スタメン出場を続けるバイチェティッチ。(C)Getty Images

 現地時間2月13日にプレミアリーグの第23節が開催され、リバプールはホームのアンフィールドでエバートンと対戦した。

 この伝統のマージーサイド・ダービーを制したのは、ここまで10位と不振を極めるリバプールだった。36分にはエースのモハメド・サラー、49分には今冬に加入したコディ・ガクポの入団後初ゴールが生まれて2-0で勝利。公式戦6試合目にしてようやく2023年の初白星を挙げた。

 この試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せたのがインサイドハーフとして先発出場した、弱冠18歳のステファン・バイチェティッチだった。

 この日はゴールにこそ絡まなかったものの両チーム最多の2本のキーパス(シュートに繋がったパス)と7度のタックル数を記録。攻守に渡って多大な貢献を見せ、勝利の原動力となった。
 
 バイチェティッチは現在スペインU-18代表でプレーするセントラルMFで、2021年にセルタの下部組織からリバプールのアカデミーに加入。昨年8月のボーンマス戦で17歳10か月5日でデビューを飾り、昨年12月のアストン・ビラ戦では初ゴールを記録。その高い将来性を買われ、今年1月には2027年6月までの長期契約を結んでいる。

 ユルゲン・クロップ監督も「彼は並外れた存在だ」と称賛し、ここ3試合はブラジル代表MFのファビーニョやイングランド代表MFのジョーダン・ヘンダーソンをベンチに置いてまで、スタメン起用を続けている。

 エバートン戦の試合終了後に『スカイスポーツ』のインタビューに応じたサラーもこの若きMFについて次のようにコメントした。

「バイチェティッチは選手としても人としても素晴らしい青年だ。常にハードワークし、彼がこのチームで出場するようになってからは、常に彼が僕らのベストプレーヤーだった。今後も自信を持ってプレーし、さらに前進し続けることを願っているよ」

 中盤の選手の高齢化が進み、さらに怪我人が続出している今シーズンのリバプール。この若き逸材が今後の巻き返しの鍵を握る存在になるはずだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】流れるようなカウンター!エバートンとのダービーで決めた新戦力ガクポの初ゴール

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