【J1最終節展望】鹿島-名古屋|好調なチーム同士の一戦で、見どころは互いの攻撃陣

2015年11月21日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島――大量ゴールが必要ななか、金崎と柴崎の状態が不安視される

故障者/鹿島=土居、ジネイ、金崎 名古屋=ダニルソン、野田、田鍋、青木、L・ドミンゲス、グスタボ 出場停止/鹿島=なし 名古屋=なし

J1リーグ 2ndステージ・17
鹿島アントラーズ-名古屋グランパス
11月22日(日)/13:30/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(16節終了時):2位 勝点34 11勝1分4敗 29得点・16失点
年間成績(33試合終了時):5位 勝点56 17勝5分11敗 56得点・41失点
 
【最新チーム事情】                 
●首位広島を追うも、大量の得失点差がのしかかる。
●金崎が日本代表で初ゴール。一方で、右太もも打撲で今節は欠場が濃厚。
●柴崎の体調も不安定。逆境のなか、中村の復帰に光明を見出す。
 
【担当記者の視点】
 首位の広島を勝点差3、得失点差12で追う。数字上、第2ステージ制覇は極めて厳しいものの、チーム状態は悪くない。10月31日のナビスコカップ決勝でG大阪に3-0、11月7日のリーグ戦で横浜に2-0と、相手に付け入る隙を与えないゲームができている。
 
 懸念材料はエースの負傷だ。攻撃陣を牽引し、5年ぶりに日本代表に復帰した金崎が、右太ももの打撲から回復していない。名古屋戦の2日前になっても、鹿島の全体練習に合流できていない状況だ。大量ゴールが必要な一戦で、今季9ゴールの点取り屋の不在は痛い。
 
 代表を外れてクラブで調整していた柴崎も、扁桃炎で一時離脱。名古屋戦の出場は問題ないとみられているが、こちらも出場の可否でチーム力が変わるだけに注視が必要だ。一方で、左サイドハーフの中村は負傷から復帰。チーム最多10得点のカイオも好調を維持している。いずれにせよキックオフからアクセル全開で、得点を積み重ねていきたい。

次ページ名古屋――“3連勝締め”への鍵は、好調を維持する永井と田口の出来

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事