三笘薫のアーセナル移籍、“カイセド問題”で悪化した両クラブの関係が障壁か。英紙が指摘「無視される可能性」「契約を台無しにするかもしれない」

2023年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「見込みを大幅に上回る支払いを…」

アーセナルはトロサール、カイセド(右)に続き、三笘(左)に関心を持っているようだ。(C)REUTERS/AFLO

 ここにきて英国メディアを賑わしているのが、ブライトンで躍動する三笘薫の移籍話だ。

 関心を示していると囁かれているのは、冨安健洋が所属するアーセナル。ここ7戦5発でドリブルやパスでも魅了している25歳に、ビッグクラブからの興味が取り沙汰されるのは、当然といえば当然だ。

 ただ、そのアーセナル移籍は一筋縄ではいかないかもしれない。英紙『Express』は2月6日「アーセナルは新しいミハイロ・ムドリクを見つけたが、モイセス・カイセドの叙事が契約を台無しにするかもしれない」と題した記事を掲載している。

 アーセナルは今冬の移籍事情でシャルタールのウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの獲得に近づいていたが、チェルシーに横取りされたため、代わりにブライトンからベルギー代表MFレアンドロ・トロサールを補強した。

 そのブライトンからさらにエクアドル代表MFモイセス・カイセドを引き抜こうとしたが、同紙によれば3度のオファーを拒絶され、この取引は成立しなかった。
 
 カイセドがSNSで移籍を嘆願し、クラブが一時的に"休暇"を与える事態に発展したこの問題は、前述のトロサールやベン・ホワイトの交渉をまとめてきたブライトンとアーセナルの関係に遺恨を残したようだ。記事は「『The Athletic』によると、(カイセドを巡る)プロセスでブライトンはアーセナルへの敬意を悪化させ、交渉しやすいと感じているクラブの優先順位を下げたため、将来の取引に影響を与えた可能性がある」と綴っている。

「アーセナルがミトマをノースロンドンに連れて行きたい場合、見込みを大幅に上回る支払いを余儀なくされることを意味する可能性がある。そうしないと、ブライトンに完全に無視され、再び拒否されるかもしれない」

 その見込み額を『Express』紙は、他メディアの報道などから3500 万ポンド(約56億円)と紹介している。

 果たして、アーセナルは三笘の獲得に本腰を据えるのか。その際に「カイセド問題」は障壁となるのか。両クラブの動きが注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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