名古屋内定の和泉竜司「将来は海外で…」。明治大J内定5選手が会見で語ったこととは

2015年11月19日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「名古屋はビッグクラブ。開幕戦から試合に出て、将来は海外でプレーしたい」(和泉)

明治大がJ加入内定者の合同記者会見を行なうのは今回で3回目。主将の和泉(中央)ら5名の選手をJリーグに輩出した。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 明治大が11月19日、Jクラブでのお披露目に先駆け、主将の和泉竜司をはじめ、Jリーグ加入内定選手5名の合同記者会見を行なった。
 
 先日閉幕した関東大学サッカーリーグ戦では優勝を逃した明治大だが、今年は栗田大輔新監督のもと、「球際」「運動量」「切り替え」という三原則を掲げ、アミノバイタルカップで優勝を果たし、総理大臣杯で準優勝という好成績を残している。
 
 この日、最も注目を集めたのは、やはり和泉。市立船橋高で高校選手権優勝を果たし、明治大では主将としてチームを牽引してきた。栗田監督も「テクニック、スピード、シュートすべてを備えていて、なにより試合を決めることができる選手。将来、日本を引っ張っていってほしい存在」と期待を寄せる。来季のJ加入内定を決めた5人のルーキーとしての意気込み、プロでの目標をお届けする。
 
 
■Jリーグ加入内定選手のコメント
 
和泉竜司(→名古屋/MF
生年月日:1993年11月6日
身長・体重:173センチ・68キロ
「自分のプレースタイルの特長は攻撃の起点になり、アクセントを加え、得点に絡むこと。名古屋グランパスを選んだ理由は、地元(三重)が近いというのもあるし、自分が活きるサッカーをしていると思った。
 
 自分は海外でサッカーをしたいという想いが強い。名古屋グランパスはビッグクラブで、本田選手や吉田選手が海外に行っている。大学卒業後にJリーグに入り、活躍して海外に行くという道は、よっちくん(武藤嘉紀/マインツ)が示してくれたので、自分も目指したい。
 
 新監督(※名古屋は小倉隆史氏が新監督に就任)になったことで、選手はフラットな状況で評価されるので、そういった意味ではチャンスだと思う。キャンプから監督の目指しているサッカーをしっかりやりつつ、自分の良さを出して、開幕戦から出て活躍したい。
 
 自分が活きるのはトップ下だと思うが、大学1年生の頃やユニバーシアードの予選ではサイドハーフをやっていたし、攻撃的なポジションならどこでもできる自信はある。試合で勝たせるプレーを意識しながら、得点、アシストという部分で結果を残すことにこだわっていきたい」
 
目標とする選手:香川真司(ドルトムント/MF
「プレースタイルも似ていると思うし、ドイツやマンチェスター・Uなど数多くのビッグクラブでプレーしているので、すごく目標としている」


髙橋 諒(→名古屋/DF
生年月日:1993年7月16
身長・体重:169センチ・61キロ
「目標は、開幕戦から試合に出ること。名古屋グランパスはレベルが高い選手が多いし、環境面も良く、日本有数のビッグクラブだと思う。ここ数シーズンは、良い結果は残せていないが、自分がまた強いグランパスを作っていきたい。
 
 小倉さんとは、監督に就任する前に練習参加した時に、『世界に出てやりたいなら、早く行くほうがいい』と話をした。自分も日本で早く結果を残して、海外に行きたいと思う。監督が変わって、どういうサッカーになるかは分からないが、練習に参加して、ボールを持った時は通用すると感じたので、自分の特長を活かしたい」
 
目標とする選手:ジョルディ・アルバ(バルセロナ/DF
「身長も自分と変わらないし、攻撃的な姿勢は参考にしている」
 

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