「この冬一番のビッグディールが成立」ポルトガル代表DFカンセロがバイエルン移籍へ。マンCファンも驚き

2023年01月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バイエルンにとってはCL制覇の弾みに

移籍市場閉幕間際にバイエルンへの移籍が確実となったカンセロ。(C)Getty Images

 冬の移籍市場最終盤に驚きのビッグディールが成立することになる。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は現地時間1月30日、自身のツイッターでマンチェスター・シティのDFジョアン・カンセロのバイエルン行きが決定したと報じた。

 すでにバイエルン行きの飛行機に乗ったことが確認されており、メディカルチェックを受けた後に正式契約が結ばれる。

 ロマーノ氏によると半年間のレンタル移籍で、7000万ユーロ(約98億円)の買い取りオプションが付随している模様だ。

 カンセロといえば2019年にユベントスからマンチェスター・Cに渡り、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で文字通り世界有数のSBに成長。2020-21シーズンからのプレミアリーグ連覇に大きく貢献し、自身もプロ選手協会が選ぶPFA年間ベストイレブンに2年連続で選出されていた。
 
 しかし、今シーズンはビッグマッチでスタメンを外れる機会が増えるなど、昨シーズンまでに比べて明らかにチーム内での地位が低下。本人からも度々、退団を示唆するような発言が聞かれるようになっていた。

 そして、多くのメガクラブが獲得に興味を示す中、ここにきて一気にドイツの絶対王者が契約をまとめあげたようだ。

 バイエルンにとって右SBは、ここ数年アキレス腱となっていたポジションで、今シーズンに獲得した右SBのヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表)も現在、心膜炎のため離脱中。ただ、この世界有数のSBを獲得したことによって、国内11連覇はもちろん、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ制覇も現実味を帯びてきたことだろう。

 一方でマンチェスター・Cとしては、下部組織出身のリコ・ルイスが台頭してきたとはいえ、まだまだ悲願のCL制覇のために必要な戦力だっただけに、一部のファンからはこの段階での放出に驚きの声が上がっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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