現地時間１月15日に開催されたプレミアリーグ第20節で、冨安健洋が所属する首位のアーセナルは、５位のトッテナムと敵地で対戦。キャプテンのマーティン・ウーデゴーのゴラッソなどで、２－０の快勝を収めた。

　このノースロンドン・ダービーでの勝利で、２位のマンチェスター・シティとの勝点差は「８」に拡大。2003-04シーズン以来のリーグ制覇への期待はさらに高まったが、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBガリー・ネビル氏は懐疑的だ。

　英紙『Daily Mail』によれば、プレミアリーグのご意見番として名を馳せる元イングランド代表DFは、「彼らのリーグ制覇はない。シティが優勝し、ユナイテッドは２位になるだろう」と、私見を述べている。

「現実問題として、シティはある時点で調子を取り戻すはずだ。アーセナルとの直接対決も２回残している。 アーリング・ハーランドが再び爆発し、守備が今までよりも少し強化され、ルベン・ディアスの復帰が可能であれば、シティは優勝すると思う。

　どこかでアーセナルには非常に困難な時期が訪れるだろう。このまま続くだろうか？ そうは思わない。３試合で２分１敗、そんなことをしたらリードはなくなり、混戦になる。あるチームがペースメーカーとなり、その後、少しずつ引き離されていくという、伝統的なプレミアリーグのシーズンが見られるだろうね」
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　一方で、好調アーセナルを率いる、40歳の指揮官の手腕には称賛を寄せ、戴冠に導けば、エリート集団の仲間入りを果たせると熱弁している。

「若い監督にとって、（アントニオ・）コンテ、（ユルゲン・）クロップ、（カルロ・）アンチェロッティ、（ジョゼップ・）グアルディオラ、（ジョゼ・）モウリーニョの型を破り、スーパー監督の１人になるのは極めて難しい。（ミケル・）アルテタは今シーズンのリーグを獲れば、その集団に入れる。まあ、彼のサッカーは素晴らしいから、いずれそうなるだろう」

　19年越しの覇権奪回へ――。若き才能が躍動する名門は、このままトップでフィニッシュテープを切れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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