「相手を怒らせたり…僕にはできない」仏英雄ロリス、元同僚が“最悪のクソ野郎”と称したアルゼンチンGKに苦言!

2023年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレー面には一定の評価「彼は重要な役割を果たした」

ロリス(右)がカタールW杯決勝で火花を散らしたE・マルティネス(左)について語った。(C)Getty Images

 先日にフランス代表引退を発表したGKユーゴ・ロリス(トッテナム)が、渦中のアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)について語った。英紙『The Sun』が1月10日付けで伝えている。

 E・マルティネスは、3-3でPK戦までもつれ込んだフランスとの決勝でも、度々ビッグセーブを見せ、カタール・ワールドカップ(W杯)制覇に大きく貢献した。しかし、その後の行動はあまりにリスペクトを欠いたものだった。

 表彰式で授与された最優秀GKのトロフィーを股間にあてる、下品なパフォーマンスを披露すれば、歓喜に沸くロッカールームで、「1分間の黙とう。死亡した(キリアン・)エムバペのために」と相手エースを嘲笑。さらに母国で行なわれた優勝パレードでも、エムバペのお面を被せた人形を抱えて登場し、多くの人の怒りを買っていた。
【画像】「品がないにも程がある」「ありえない」と辛辣批判!優勝パレードでエムバペ人形を抱えるアルゼンチン守護神
 元フランス代表DFアディル・ラミ(トロワ)は、「サッカー界で最悪のクソ野郎」と評すなか、ロリスもかつてのチームメイト同様に、不快感を抱いているようだ。

「僕にはできないことがあるんだ。ゴール前で自分を馬鹿にしたり、相手を怒らせたり、一線を超えたり……。僕にはできないよ。僕は分別があって正直な人間だからね。あんな負け方はしたくないけど、あんな勝ち方は知らない」

 ただ、カタールW杯期間中にレ・ブルーの歴代最多出場記録を更新したレジェンドは、6歳下のGKのプレー面には一定の評価を下しており、こうも語っている。

「彼は重要な役割を果たした。セレブレーションに関しては、もう十分な裁きを受けている。これ以上、付け加える必要はない。PKの場面では、彼はあらゆる手を使って我々を不安定にさせたんだ」

 レンタル移籍を繰り返し、苦難の時間を長く過ごした遅咲きのE・マルティネス。この先、ロリスのようにピッチ内外で信頼を掴み、多くのキャップ数を積み重ねられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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