「自分は日本人じゃないと思ったほうがいい」遠藤航が1対1の極意を説く!長友佑都はW杯決勝に衝撃「人生で1番心を打たれた」

2022年12月22日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

いきなり“生ブラボー”披露

トークイベントに出席した長友(右)と遠藤(左)。息の合った掛け合いを見せた。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 カタール・ワールドカップ(W杯)を戦った日本代表の長友佑都と遠藤航が12月21日、新刊(長友・著「メンタルモンスターになる」、遠藤・著「DUEL 世界に勝つために『最適解』を探し続けろ」)の発売を記念し、トークイベントを実施した。

 長友は「ブラボー」と叫びながら登場。カタールW杯期間中に発し、今や自身の代名詞となりつつあるキラーフレーズを惜しげもなく披露した。

 日本に帰国し、サッカー熱を強く感じているようで、冒頭「行く前はかなり寂しい感じだった。空港にもそこまで(人が)いなくて。帰ってきたらすごいブラボーとたくさんの人に言われて。すごく嬉しい」と笑みを見せた。

 一方、遠藤は他のメンバーたちから遅れて帰国したという。「僕は家族で帰って、出迎えがなかったので寂しかった」と笑いを誘いつつ、「メディアにちょっと出たりして、やはりすごい日本は盛り上がったんだなあというのを結構実感できた」と誇らしげに語った。

 2人はその後、MCの質問に答えるなかで、息の合ったトークを披露した。以下は主な一問一答だ。
 
―――◆――◆―――
 
――W杯では色々なモンスターが現われました。キリアン・エムバペ、ネイマールはすごかったですね。

長友
「エムバペとはフランスのマルセイユ時代に対戦していた。ネイマールもそう。ネイマールとは代表でも対戦した。まあスピードがびっくりするくらいあって、陸上の短距離の選手が、サッカーの技術が上手くなったみたいな感じ。本当に衝撃的なスピードを持っていてびっくりした」

――ワールドカップでモンスターと言われるくらいの選手になると、何が違うのでしょうか?

長友
「まず圧倒的な自信を持っているところ。かかってこいよという感じ。それくらい余裕があるところと、何といってもスピード。これは圧倒的な違いがある」
 
――アルゼンチン対フランスの決勝はすごい試合でした。

長友
「決勝戦は衝撃を受けた。これまでの人生の中で1番心を打たれたというか、衝撃を受けた試合だったかなと自分の中で思っている」

遠藤
「PK戦は見れなくて。ちょうど空港に向かっている途中で。ずっと見ていて延長終わった瞬間にちょうど空港に着いて、チェックインしなきゃいけなくて。PK戦、1番良いところを見れないという。空港にいる人たちがこうやって(スマホで)PK戦を見ているのをちょっと覗きながらチェックインするっていう、そんな感じだった」

――遠藤さんは、今大会で「この選手すごかったな」というような選手はいますか。

「(リオネル・)メッシはもちろんすごかったけど、対戦相手で言うと、クロアチアの(マテオ・)コバチッチ選手とか。彼のバランスの取れたプレースタイルはすごく好きになった。守備もしっかりできるし、球際も戦える。ボールを持った時の前への推進力だったりとか、そこら辺はすごい。今の中盤の選手には欠かせないものを持っている選手だなと」

――長友さんは、コバチッチ選手とインテル時代にチームメイトでしたね。

「コバチッチは当時18歳か19歳でインテルに来たけど、その時から圧倒的な能力があった。あっという間にステップアップして、今でもチェルシーというビッグクラブで活躍している。能力の片鱗はしっかり見せていた」
【PHOTO】三笘の1ミリ、メッシ涙の大会初制覇、ボノ連続PKストップ…カタール・ワールドカップの名場面を厳選ショットで紹介!
 

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