【J1展望】2ndステージ・16節|柏‐FC東京|監督の有終の美、CS出場権を懸けた互いに譲れない戦い。「攻」の柏か「守」のFC東京か?

2015年11月06日 サッカーダイジェスト編集部

柏――指揮官の辞任決定でチームはさらに結束。攻撃陣の奮起に期待が懸かる。

故障者/柏=近藤 FC東京=圍、梶山、石川
出場停止/柏=輪湖 FC東京=なし

J1リーグ2ndステージ・16
柏レイソル – FC東京
11月7日(土)/14:00/日立柏サッカー場
 
柏レイソル
2ndステージ成績(15節終了時):6位 勝点26 8勝2分5敗 23得点・16失点
年間成績(32試合終了時):9位 勝点44 12勝8分12敗 45得点・41失点
 
 
【最新チーム事情】
●吉田監督が今季限りで退任。来季からミルトン・メンデス氏が指揮を執ることに。
●身体のケアと戦術的な練習を入念に積み、前節から開いた2週間を有意義に活用。
●前節の清水戦で柏の復帰後初ゴールを挙げた大津は依然として好調をキープ。
●キム・チャンスが韓国代表に選出される。
 
【担当記者の視点】
 10月28日、以前から新聞紙上で報道されていたとおり、吉田監督の今季限りの退任が正式に発表された。さらに30日にはブラジル人監督のミルトン・メンデス氏が来季から指揮を執ることも発表され、この2週間は監督人事が主なニュースとなった。
 
 ただ、このピッチ外の喧騒も、選手たちは「プロの世界ではよくあること」と冷静に受け止め、普段通りにトレーニングを行なった。むしろ、「吉田監督の有終の美を飾りたい」とチームは一体感が増した雰囲気がある。
 
  この1年、吉田監督の下で貫いてきた"ボールとスペースを支配するサッカー"の集大成として、堅守を誇るFC東京は絶好の相手だ。FC東京の堅い守りをボールを動かしながらどう崩していくかが、大きなポイントになる。
 
 幸い、前節の清水戦で柏復帰後初ゴールを決めた大津は変わらず好調を維持しており、エースの工藤も「勝って達磨さんを送り出したい」と高いモチベーションを見せている。今季15ゴール目を狙うクリスティアーノを含め、攻撃陣に期待がかかる。

次ページFC東京――救世主は目下絶好調の東か。

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