ミランが今シーズン最高の出来でラツィオに快勝! 途中出場の本田はさらに窮地に…

2015年11月02日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

序盤からラツィオを圧倒。ミランが3ゴールを奪って3連勝を飾る。

ラツィオ対ミラン戦の結果&スタメン。

 11月1日、ローマのオリンピコでセリエA11節のラツィオ対ミランが開催された。
 
 序盤から試合の主導権を握ったのは3連勝を狙うミラン。FWとMFによるプレスが効き、ハーフウェーライン付近でのボール奪取後に素早くサイドに展開する形から、何度も敵陣に攻め込んだ。
 
 そして25分、ミランは待望の先制点を奪う。サイドチェンジのパスを受けたチェルチが右サイドからシュートを放ち、相手GKマルケッティが弾いたボールをベルトラッチが左足で冷静に押し込んだ。
 
 そのベルトラッチは腿裏を痛めて35分にポーリと交代したが、それでもミラン・ペースは変わらない。37分にはモントリーボのロングフィードから抜け出したチェルチが、ポストに当たる惜しいシュートを放った。
 
 前半、ラツィオが放ったシュートは43分にF・アンデルソンが撃った力ない1本だけ。ミランのプレッシャーに負け、ほとんどチャンスを掴めなかった。
 
 後半早々にゴール前の混戦からアレックスがピッチに頭を打ち付けて意識を失い、ミランは50分にメクセスを投入する。
 
 53分、そのメクセスがファーストタッチでいきなり大仕事。FKからのクロスを頭で合わせて追加点を挙げたのだ。
 
 その後は63分にキシュナ、70分にマトリを投入したラツィオがやや攻勢。74分にはキシュナがゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で取り消された。
 
 この我慢の時間を耐えたミランは79分、決定的な3点目を挙げる。ボナベントゥーラのロングスルーパスに抜け出したバッカが、GKも交わして冷静にゴールネットを揺らした。
 
 直後の81分にはチェルチに代わって本田が登場。85分にキシュナにゴールを割られたものの、結局は3-1でタイムアップ。ミランは3連勝を飾り、5位まで浮上した。

次ページ「崩しの切り札はチェルチ」という形が定着すれば……。

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