“温存”の予想もあるが…遠藤航はコスタリカ戦に向け「夢の舞台だけに常にプレーしたい」【W杯】

2022年11月27日 白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

「ドイツ戦と同じくタフな試合になる」

コスタリカ戦の前日公式会見に出席した遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 カタールW杯のメインメディアセンターで現地時間11月26日、日本代表MFの遠藤航が森保一監督とともに翌日のコスタリカ戦に向けた前日公式会見に出席した。
 
 脳震盪からの復帰直後ながら11月23日のドイツ戦にフル出場し、歴史的な勝利に貢献した遠藤。コスタリカ戦に向けても「非常に大事な試合。ドイツ戦と同じくタフな試合になると思いますが、選手一丸となって頑張っていきたい」と意気込んだ。
 
 日本がドイツに勝ち、コスタリカがスペインに大敗した後に迎えるグループリーグ第2戦。その状況に関しては次のように語った。
 
「まだ何も決まっていないという気持ちです。ドイツ戦の結果に関わらず、この第2戦は大事だと思っていました。相手は後がないのでガムシャラに戦ってくるだろうし、日本もまだグループリーグ突破が決まっているわけではないので気を引き締めたい。僕は守備的なポジションなので、前線の速い選手たちを警戒したい。しっかり守りたい」
 W杯直前の試合中に脳震盪のアクシデントに遭ったが、コンディションは上向き。「脳震盪は問題ない。ドイツ戦は久しぶりの試合だったが、コンディションも個人的な感覚は前の試合よりも良い」とコメントした。
 
 さらに、東京オリンピックは中2日で試合があったが、カタールW杯のグループリーグも中3日での試合。遠藤はこのオリンピックでフル稼働が祟って大会終盤にやや息切れしたうえ、脳震盪から回復直後だけに、コスタリカ戦では温存も予想されているが、遠藤はやはり出場に前向きな姿勢を見せた。
 
「もちろん中2日と中3日で違いはあるが、W杯特有の緊張感がある。個人的には、子供の頃からの夢だった舞台で常にプレーしたいという気持ちがある。オリンピック同様に起用される限り戦い続けていきたい」
 
 はたして遠藤は、コスタリカ戦でもスタメンに名を連ねるのか。森保監督の采配に注目だ。
 
取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)


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