「次は僕が感動を与える」セルティックの“後輩”旗手怜央が中村俊輔からバトンを受け継ぐ――そして目ざす、偉大なる先達超え

2022年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に僕のスターでもあったので…」

旗手(右)はセルティックのレジェンドOB、中村(左)を凌ぐ存在となれるか。(C)Getty Images

 中村俊輔(横浜FC)が、26年の現役生活に幕を下ろした。

 長年日本代表で10番を背負ったレジェンドは、1997年に桐光学園高から横浜マリノスに加入。その後、レッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)と欧州でもプレーした。

 特にセルティック時代、チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で決めた2つのFK弾は、語り草となっている。2010年に横浜に復帰し、磐田を経て19年途中から横浜FCに在籍していた。

 そして迎えた10月23日。J2最終節の熊本戦(4―3)でキャプテンマークを巻き、今季初先発した中村は、代名詞のFKでチャンスメイクするなど、らしさを存分に発揮。60分にピッチを去る際には、最後の瞬間を一目見ようと詰めかけた2万1508人の大観衆から、万雷の拍手が送られた。
【PHOTO】「伝説のFK弾」も!中村俊輔のキャリアを厳選フォトで振り返る 1997~2022
 同日には現在セルティックでプレーする日本人選手たちも、クラブ公式ツイッターを通じて、大先輩にメッセージ動画を発信。古橋亨梧、井手口陽介、前田大然が簡潔に労いの言葉を寄せるなか、今シーズン開始前「休暇中に中村俊輔さんに会いました。色々話せて感謝しています」と報告していた旗手怜央は、人一倍時間をかけ、溢れる想いを伝えている。
 
「中村俊輔選手、長い間お疲れ様でした。たくさんの感動をありがとうございます。僕は個人的にシーズンオフの時にご飯に行かせてもらい、色々な話をさせてもらって、すごく気持ちも楽になりましたし、セルティックでプレーすることの重要性をすごく理解できました。
 
 また僕がずっとサッカーをやっていくうえで、本当に僕のスターでもあったので、本当に長い間僕自身も感動を与えてもらいました。次は僕が感動を与えられるような選手になれるように頑張りたいと思います。長い間お疲れ様でした」
 
 同じ攻撃的MFとしてプレーする旗手は、スコットランドの名門で偉大なる先達を超える存在となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】「最高の写真」「見るだけで幸せ」旗手怜央が投稿した中村俊輔との貴重な2ショット

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