【J1展望】2ndステージ・14節|横浜-神戸|勝負強さは健在の横浜。神戸は“鬼門”を突破できるか

2015年10月16日 サッカーダイジェスト編集部

横浜――“元同僚”には細心の注意が必要。

故障者/横浜=ラフィーニャ、田口、中町、齋藤 神戸=レアンドロ、小川、P・ジュニオール、ブエノ、増川、奥井、山本 
出場停止/横浜=なし 神戸=なし

J1リーグ2ndステージ・14
横浜F・マリノス ヴィッセル神戸
10月17日(土)/14:00/日産スタジアム
 
横浜F・マリノス
2ndステージ成績(13節終了時):7位 勝点22 6勝4分3敗 21得点・12失点
年間成績(30試合終了時):7位 勝点48 13勝9分8敗 42得点・29失点
 
【最新チーム事情】
●14日の天皇杯3回戦・大分戦は、延長戦の末に勝利。翌15日はリカバリーのみで神戸戦に向けて調整した。
●今節の神戸戦でリーグ通算500試合出場を達成する中澤は、大分戦に120分間フル出場。中2日の強行軍でも元気に先発出場する見通しだ。
●右足首痛の齋藤は練習に参加も、状態は万全ではない。指揮官は欠場を示唆した。
●右膝に痛みを抱えている仲川は別メニュー調整。今節の出場は難しそうだ。
 
【担当記者の視点】
 クラブ公式HPの「試合日程結果」を眺めれば、8月12日の第2ステージ6節・名古屋戦から、ひとつも黒星が見当たらない。リーグ戦と天皇杯を合わせ、チームは約2か月もの間、負け知らずでここまで来ている。
 
 直近の天皇杯・3回戦の大分戦は延長までもつれたが、最後はしっかりと勝ち切るあたり、勝負強さは今も継続されている。今節は右足首を痛めている齋藤が欠場濃厚で、この貴重なチャンスメーカーを欠くのは痛いが、代役候補の兵藤はレギュラークラスの実力者だけに大きな不安はない。
 
 懸念材料は、"かつてのチームメイトにゴールを決められる"傾向があることか。神戸には元横浜の渡邉がおり、この実力派FWは直近の天皇杯やナビスコカップでゴールを決めるなど、好調をキープしている。
 
 渡邉には細心の注意を払いつつ、伝統の堅守でまずはしっかりと無失点に抑え、効率良くゴールを奪い、無敗記録を伸ばしたい。

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