「ハットトリックは8月の話だ」10戦1発の古橋亨梧、ついに地元メディアが“スタメン外し”を提言「クラブ最高のストライカーだが…」

2022年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライバルFWは好調を維持

ここ数試合はチャンスを決めきれないシーンが目立つ古橋。(C)Getty Images

 エースとしての信頼に変わりはないだろう。だが、しばらくネットを揺らせなければ、ポジション争いのライバルを推す声が上がるのも不思議ではない。

 セルティック専門サイト『THE CELTIC STAR』は10月18日、公式戦でのアウェー2連戦に向け、古橋亨梧ではなくギオルゴス・ギアクマキスを先発起用すべきではないかと報じた。

 古橋は今シーズン、公式戦出場13試合で7得点をマーク。一方、ギアクマキスは13試合で6得点だ。だが、古橋が先発出場11試合なのに対し、ギアクマキスは4試合。1ゴールあたりに要した時間は、古橋の111分に対してギアクマキスが98分だ。(『Transfermarkt』より)

 何より、古橋は8月末からのチームの公式戦10試合で1得点しか挙げていない。ギアクマキスは同期間に4得点をマーク。特にリーグ戦では直近2試合で3得点を記録している。

 この状況に、THE CELTIC STARは「ギアクマキスを先発にすべきか?」と題した記事で、「マザーウェル、ハーツとの難しいアウェー連戦に準備するうえで、ポステコグルーはギアクマキスにさらなる機会を与えることを検討すべきなのだろうか」と疑問を投げかけた。

「クラブ最高のストライカーはキョウゴ・フルハシだ。ゴール前でどれだけ相手に致命的な存在となれるかを加入から短期間で示してきた、紛れもないタレントだ。ただそれは、一定の時間をベンチで過ごす可能性がないという意味ではない」

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 同メディアは「サッカーでは調子が重要だ。少なくとも今のところ、流れはギアクマキスにある」と続けている。

「キョウゴが7得点でギアクマキスが6得点とはいえ、日本のスターがセルティックの公式戦ここ10試合で1回しかネットを揺らしていないことを指摘すべきだろう。9-0でダンディーを粉砕した試合でハットトリックを達成したのは確かだが、それは8月28日の話だ」

 THE CELTIC STARは「キョウゴ批判ではない。彼は最もハードワークするプロフェッショナルのひとりだ」と、責める意図はないとしつつ、「だが試合となれば、ゴールを決めなければいけない。そして呼ばれたときにギアクマキスがセルティックを失望させることはほとんどない」と報じた。

「ストライカーなら誰もがゴールを決めることで自信を深める。国内でのここ2試合で3得点を挙げているだけに、マザーウェル戦とハーツ戦ではギアクマキスを解き放つのが賢明と思われる。どちらも特にホームではフィジカルなアプローチで知られるチームだ。こういうバトルでは、キョウゴの鋭い動きより、ギアクマキスの強烈な力のほうが合っているかもしれない」

「どちらのタレントも使えるセルティックは極めて幸運だ。アンジェ(・ポステコグルー監督)がどちらを選んでも、失望することはないだろう。ただ、これらの試合ではギアクマキスの特徴が完璧に合っていると思われる」

 指揮官の選択、そして今後の古橋がチャンスを生かせるかに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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