「日本のスターを責めている」前田大然をスケープゴートにするファンにセルティック地元メディアが苦言!「マエダは役立たずではない」

2022年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ダイゼンがセルティックにもたらしたものは、ゴールだけにとどまらない」

決定機を外す場面が続き、一部のファンから批判を浴びている前田。(C)Getty Images

 昨シーズン途中の加入以降、献身的な働きが評価されてきたセルティックの前田大然だが、2シーズン目となり、得点力不足などを批判する声も上がっている。

 そんななか、セルティック専門メディア『CELTS ARE HERE』は10月17日、SNSなどで前田が「スケープゴート」にされているとし、擁護する記事を掲載した。

 同メディアは「スケープゴートはサッカー界で目新しいことではない。シーズンが進んでいくなかで、その標的にされた選手のことを見るのは常に興味深い」と報じている。

「昨シーズンはグレッグ・テイラーだった。その彼が大きく向上し、次の選手を選ぶ必要がある。出てきたのはダイゼン・マエダだ。セルティックのファンはしばらくの間、日本のスターを責めている」

「ダイゼンがセルティックにもたらしたものは、ゴールだけにはとどまらない。彼のエネルギーやプレス、相手選手をポジションから動かしてチームメイトのためのスペースをつくる能力は、すべて素晴らしい素質だ。だが、ゴール前でミスをすれば、多くの人々の記憶に残るのはその場面となる」
 
 さらに、CELTS ARE HEREは「マエダはキョウゴ(古橋亨梧)や(ギオルゴス・)ギアクマキスのようにゴールを量産しない。だが、彼は役立たずではない。それでも、今季の試合前後のSNS投稿を見れば、彼はひどい選手だと思うほどだろう」と続けている。

「マエダは良くなかった。だが、彼には成長する大きな余地がある。アンジェ・ポステコグルー監督は先週、マエダは未完であり、数試合チャンスを外したからと彼をつぶすことはないと話した」

 前節、前田は後半からの出場ながら試合終了間際に今季リーグ戦初ゴールを決め、チームの6-1という大勝に貢献した。

 記事は「ゴールを見られたのは良かった。ワールドカップ前の大事な時期に向かうなかで、彼の自信につながるはずだ」と、さらなる向上に期待寄せつつ、周囲は前田の総合的な働きを評価すべきと締めくくっている。

「ダイゼンのすべての動きを分析し、ひとつのパスやデュエルに負けたことに文句を言う人たちは、全体像を見るべきではないだろうか」

 長所と課題を認識され、周囲からの期待と重圧が大きくなっていくなかで、さらに向上を続けるのがトップクラスの選手たちだ。前田はさらに飛躍し、一部の批判を黙らせることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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