【都並敏史が選ぶW杯26人】相馬は森保ジャパンに合う選手。ボールを収められる大迫の優位は揺らがない

2022年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

柴崎を選んだのは、経験を重視したから

都並氏が独自に選出したW杯メンバー26人。「ドリブル突破に加えて、守備もできる」と、相馬を左サイドの一番手に。(C)SOCCER DIGEST

 カタール・ワールドカップの日本代表メンバーが11月1日に発表される。登録26人に名を連ねるのは、いったい誰になるのか。現役時代は"炎のSB"としてV川崎や日本代表で活躍し、現在はブリオベッカ浦安の監督を務める都並敏史氏に、独自のベストメンバーを選出してもらった。

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 最大のポイントは板倉滉の状態。本大会までに怪我が治るかもしれないけど、コンディションが上がるか心配なので外しました。

 となると彼はセンターバックとボランチに適応するから、谷口彰悟だけでなく、柴崎岳も選出。ゴールキーパーは、エクアドル戦で好パフォーマンスを見せたシュミット・ダニエルをスタメンにして、3番手は所属クラブでの活躍ぶりを評価し、大迫敬介を入れたい。

 好調の鎌田大地は得意のトップ下で活かしたほうがいい。守田英正と遠藤航ならダブルボランチでも守れると考えました。

 この3人は4-2-3-1の布陣で不可欠。加えてアメリカ戦のように前田大然がワントップでプレスをかけられたら面白い。ロンドン五輪で永井謙佑が見せたようにね。ただ、ボールを収められる大迫勇也の優位は揺らがないです。
 
 前田を中央に移して空いた左サイドに追加したいのが相馬勇紀。やっぱり森保ジャパンに合う選手だなと。エクアドル戦の出来も良かったし、個人的にも気に入りました。

 本当は実力を評価して水沼宏太を外したくなかったし、実は藤田譲瑠チマも入れたかったです。それでも柴崎を選んだのは、経験を重視したから。

 僕らの時代ではカズ(三浦知良)の代わりに入った若手が何もできなかった時は怒りましたよ。要するに、まずは日本代表で試合経験を積まないと、ワールドカップという大舞台ならなおさら、活躍は難しいと考えています。

※本記事は2022年10月13日発売のサッカーダイジェスト本誌から転載。一部修正。

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