プレミアで存在感発揮もいずれも途中出場から…三笘薫が明かす野心。新指揮官は”解決策”探しに苦心「ミトマは左ウイング…」

2022年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スタメンで出たいという気持ちは常に持っている」

プレミアリーグで存在感を発揮している三笘。(C)Getty Images

 ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)へのレンタル移籍を経て、今夏からブライトン(イングランド)でプレーしている三笘薫が、クラブ公式のインタビューに対応。先発への強いこだわりを覗かせた。

 25歳の日本代表アタッカーは、世界最高峰のプレミアリーグでここまで6試合に出場し、並みいるディフェンダーを相手に得意のドリブルで存在感を示している。しかし、スタメンでの出場はいまだゼロ。60分過ぎからの途中出場が続き、ジョーカーのような役割を担っている。

 三笘は「自分の役割は分かっているし、それを果たす喜びを感じている」と前置きしたうえで、こう思いを明かしている。

「スタメンで出たいという気持ちは常に持っているし、チームも好調なのでそれを維持できるようにベストを尽くしたい。プレミアリーグでのプレーはとても楽しい。選手としての成長を実感しているので、満足感もある。ブライトンでプレーする願いが叶ったのも嬉しい。まあ確かに、途中出場で試合の流れを変えられるのは素晴らしいことではある」

 ブライトンは開幕早々、巧みな手腕を発揮していたグレアム・ポッター監督が、トーマス・トゥヘルを解任したチェルシーに引き抜かれ、ロベルト・デ・ゼルビが緊急登板した。その新指揮官にはかなり好印象を抱いているようだ。
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「会ってすぐに、素晴らしい人だと思った。とても明るく、常にチーム全体の雰囲気を考えてくれている。また、とても戦略的な人なので、戦略に基づいたトレーニングも多く行なっている。ビルドアップなどは、彼が重視している要素の1つだ。個人的には、次にどんなプレーを発展させるのか楽しみだし、自分も彼のプランに適応して、その一翼を担えるようにしたい」

 一方、デ・ゼルビ監督も「ミトマはとても良い選手だ」と語り、自身が指揮を執った2試合での貢献度に賛辞を寄せている。

「リバプール戦では彼とアダム・ララーナが試合を変えたし、トッテナム戦もそうだった。クオリティのある選手全員をピッチに立たせる方法を見つけたいが、11人しかプレーできない。将来的にはスタイルではなく、ピッチ上のポジションの変更も可能だ。

(レアンドロ・)トロサールは非常に良い選手で、(パスカル・)グロスも(ソリー・)マーチも同じなので、最適な解決策を見つけるのは難しい。リバプール戦で(最終的にはトッテナム戦でも)ミトマは左ウイング、マーチは左サイドバックでプレーしていた。もしかしたら、これが解決策になるかもしれない。今のところは分からない」

 リバプール戦でハットトリックを達成したトロサールをはじめ、好調のブライトンには意気軒高なタレントが数多く揃っている。三笘はハイレベルな定位置争いを制し、キックオフと同時にエンジン全開なプレーを見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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