８月27日に行なわれたプレミアリーグ第４節で、リバプールとボーンマスが対戦。ホームの前者が開幕節から１敗２分けと不調だったのが嘘のように、ゴールラッシュを決め込み、９－０と歴史的大勝を収めた。ロベルト・フィルミーノは２ゴール・３アシストという手のつけられない暴れようだった。

　一方、昇格組のボーンマスにとってはこれ以上ない屈辱となった。現地紙『Daily Mail』によれば、スコット・パーカー監督は「かなりショックだ。相手の質は我々よりも遥かに高かった。言い訳をしている場合ではない」と落胆。今夏に何人か補強したものの、チームの構成は実質２部のレベルであり、移籍ウィンドウが閉じる前に状況が改善されなければ、もっと酷い目に遭うだろうと懸念している。
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「自分たちが招いたゴールもあった。セットプレーからの失点のいくつかは本当にお粗末で、ファンにも選手にも申し訳なく思っている。我々は少しばかり戦力が足りないんだ。夏の時点からそう考えていたから、光明が見えない。このチームには非常に質の高い選手がいるが、彼らが上がってきたレベルは、初めて経験するものだ。

　０―９で負けるとは思っていなかったが、このシーズンは、我々にとって本当にチャレンジになると予想していた。このレベルでは若いチームだからね」

　現役時代はトッテナムやウェストハムなどで活躍した41歳の指揮官は、「選手として、そしてコーチとして、最もタフな１日となった。今日はタッチラインにいてかなり痛々しかったし、選手たちの痛みも感じた。彼らには助けが必要だ」と訴える。移籍市場が閉まる来月１日までに、窮地のボーンマスに大きな動きはあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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